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【終了】7/26(金)柴田元幸トーク&朗読の夜 ~『本当の翻訳の話をしよう』発売記念 ~

 ポール・オースターからトマス・ピンチョンまで、アメリカ現代小説の翻訳・紹介を精力的に重ね、老若男女問わず多くのファンを持つ翻訳家の柴田元幸さんをお招きしたお話と朗読の会を7月26日(金)に箱崎店で開催します

 「文学を通して、今私たちがいる世界の魅力を伝える」というコンセプトのもと、2013年に創刊された柴田さんが責任編集を努める『MONKEY』は、当店でも以前展覧会をしていただいたタダ・ジュンさんをはじめとする斬新なイラストレーターの作品もふんだんに使った贅沢な文芸誌です。先月発売になった最新の18号では、「猿の旅行記」と題して紀行文学が特集され、ブルース・チャトウィン、池澤夏樹、川上弘美、ブレイディみかこ、是枝裕和・・・といった豪華な顔ぶれが執筆者に名を連ねています。

 その『MONKEY』に掲載された村上春樹氏との対談などをまとめた『本当の翻訳の話をしよう』が5月に発売され、長らく品切れとなっていたアーネスト・ヘミングウェイ(今月生誕120周年)の『こころ朗らなれ、誰もみな』と、『ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース』の重版が決定するなど変わらず精力的な活動を続ける柴田さん。

 過去数回箱崎店で開催されたトークには、多くの英米文学ファンが集まり熱気あふれる会となりました。また、毎回披露される朗読は、短編まるごとなど長いものが多く、まるで舞台で演劇を鑑賞しているかのような魅惑的な時間に我々を誘ってくれます。ぜひ、この機会に柴田元幸さんの世界を体験し、英米文学ファンとの交流を楽しんでください!

柴田元幸さん プロフィールshibata.jpeg
1954年、東京に生まれる。東京大学名誉教授、翻訳家。著書に『アメリカン・ナルシス』『ケンブリッジ・サーカス』『翻訳教室』など。訳書にオースター『幽霊たち』、ダイベック『シカゴ育ち』、ミルハウザー『ナイフ投げ師』、ラファージ『失踪者たちの画家』など多数。                  (c)島袋里美

 『本当の翻訳の話をしよう』発売記念
柴田元幸トーク&朗読の夜

〔日 時〕2019年7月26日(金)19:00スタート(18:00開場)
〔会 場〕カフェ&ギャラリー・キューブリック(福岡市東区箱崎1-5-14・ブックスキューブリック箱崎店2F・JR箱崎駅西口より博多駅方面に徒歩2分)
〔出 演〕 柴田元幸
〔参加費〕 2500円(1ドリンク付・要予約)※終演後にサイン会、懇親会あり(参加費1500円・カレーと1ドリンク付・要予約)
※18:00~18:40 開演前にカフェの軽食メニューをご利用頂けます。
予約先:

①メールでお申し込み
hakozaki@bookskubrick.jpまで、
件名を「7/26トーク予約」として
[1.お名前、2.参加人数、3.ご連絡先電話番号 4.懇親会参加有無]をご記入の上お申込みください。
当店からの予約確認メールをもってお申し込み完了といたします。
※返信がない場合はお電話にてお問合せください。

②peatixというサービスからも簡単に予約が可能です。
こちらの「チケットを申込む」ボタンからお申込ください。
参加費は当日受付でお支払いくださいますようお願いいたします。

「本当の翻訳の話をしよう」 スイッチパブリッシング

村上春樹と柴田元幸の対談集、ついに刊行。
文芸誌『MONKEY』を主な舞台に重ねられた、
小説と翻訳をめぐる対話が一冊に。

【CONTENTS】
帰れ、あの翻訳(村上+柴田)
翻訳の不思議(村上+柴田)
日本翻訳史 明治篇(柴田)
小説に大事なのは礼儀正しさ(村上+柴田)
短篇小説のつくり方(村上+柴田)
共同体から受け継ぐナラティブ――『チャイナ・メン』(村上+柴田)
饒舌と自虐の極北へ――『素晴らしいアメリカ野球』(村上+柴田)
翻訳講座 本当の翻訳の話をしよう(村上+柴田)

https://www.switch-store.net/SHOP/BO0089.html

MONKEY』 vol.18  猿の旅行記 スイッチパブリッシング

  6月15日発売の文芸誌「MONKEY」vol.18の特集は初となる「紀行文学特集」。国内外の豪華作家陣とともに、旅や土地をめぐる文学のかたちをさまざまに問い直す、充実のラインナップ!

【コンテンツ】
ブルース・チャトウィン
 今年没後30年を迎えたイギリス紀行文学の雄、ブルース・チャトウィン。その没後に刊行されたアンソロジー『Anatomy of Restlessness』より、『僕はいつだってパタゴニアに行きたかった――作家の誕生』『ティンブクトゥーに行ってます』を柴田元幸がセレクト&訳し下ろし!!

池澤夏樹
 ヘロドトス、チャトウィン、松尾芭蕉から、トウェイン、メルヴィルまで――柴田元幸との紀行文学をめぐる特別対談に加えて、ネパール奥地の秘境を旅した記録『1998 ムスタン日記』を特別寄稿!

四元康祐『連詩小説 偽詩人の見果てぬ旅』(書き下ろし)
川上弘美『リスボン 2018 夏』(書き下ろし)
小沼純一『読むたび、聴くたび、みるたびに』(書き下ろし)
ケヴィン・バリー『雨神の緑、情熱のごとく暗く』(柴田元幸訳し下ろし)
バリー・ユアグロー『路上』『宇宙で』(柴田元幸訳し下ろし)
柴田元幸『奇妙な旅文学 二十選』(書き下ろし)

★猿からの質問 スペシャル「一番最初の旅」
ブレイディみかこ、西川美和、谷崎由依、是枝裕和、宇多丸

「MONKEYは小説を通して、今私たちが住む世界の魅力を伝えるための文芸誌です。いい文学とは何か、人の心に残る言葉とは何か、編集はその先の生き方を探していきます。未来への羅針盤となるために。」
*年3回(2月、6月、10月)15日発行

https://www.switch-store.net/SHOP/MO0018.html