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三宅流監督作品『面打/men-uti』映画上演会を開催します。(ギャラリー)

ご好評をいただいておりますカフェ&ギャラリーキューブリックでの今回の映画上映作品は、22歳の若手面打、新井達矢が能楽師・中所宜夫から依頼され、一つの能面を製作し、その面が能楽公演に使用されるまでをとらえたドキュメンタリー映画『面打/men-uchi 』です。
ナレーションやインタビュー等、言葉による説明を一切排し、ひとつの四角い木の塊が削られ、剥がされ、次第に表情を帯びていく様をひたすら見つめ続けます。そして沈黙の作業空間に、ただ鋭利な刃物が木を刻んでいく音だけが静かに響きわたります。その音は、不思議と身体に心地よいリズムを刻みます。見る者までもがひきこまれる、深遠な時の流れをぜひ体験してみてください。
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『men-uti 面打』上映会
日時/9月30日(水)午後8時
会場/カフェ&ギャラリー・キューブリック
参加費/1500円(ワンドリンク付)
※要予約 tel:092-645-0630
■プロフィール
●三宅流:映画監督。作品『蝕旋律』がイメージフォーラムフェスティバル、キリンアートアワードにて受賞した他、過去の作品はモントリオール国際映画祭など海外十数国で上映されている。
●新井達矢:面打。7歳より面を彫り始める。故・長沢氏春氏に師事。国民文化祭ふくい2005「新作能面公募展」において最高賞「文部科学大臣奨励賞」を受賞。
●中所宣夫:観世流能楽師。観世九皐会、名古屋九皐会、緑泉会にて活動。古典のみならず、宮沢賢治原作に基づく新作能「光の素足」を創作するなど意欲的な活動を続けている。