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【満席御礼!】1/23(土)映画『牡蠣工場』KBCシネマ上映/書籍『観察する男』発売記念 想田和弘トークショーを開催します。

【1/21追記】
お申込み数が定員に達しましたので予約受付はこれまでとさせていただきます。
キャンセル待ちでよろしければ、ご希望を承りますのでお問い合わせください。
また、参加予定の方はキャンセルの場合はご連絡いただけますようにお願いいたします。
当日は開場時間を早めて、18時に開場いたします。
(開演時間は19時のまま変更ありません。)
皆様のご来場をお待ちしております。
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牡蠣工場.jpg
 台本やナレーション、BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリー映画を制作している映画監督・ジャーナリストの想田和弘さん。その作品の多くが国際映画祭で上映され、最優秀ドキュメンタリー賞の受賞など高い評価を受け注目されている監督です。その「観察映画」の第6弾で、ロカルノ国際映画祭招待作品として上映され、世界の批評家やメディアなどから絶賛された作品『 牡蠣工場』が、福岡のKBCシネマで2月に上映されることが決定しました。
観察する男_書影帯あり.jpg また同じタイミングで、この『牡蠣工場』が完成するまでの2年間を追い、「観察映画」を撮る監督を想田監督を"観察"したノンフィクション書籍 『観察する男 映画を一本撮るときに、監督が考えること』 が出版社ミシマ社より刊行されます。
 この両方を記念して、想田和弘さんをお招きしたトークイベントを1月23日(土)に開催します。
 撮影前に台本をつくらず、先入観を持たずに対象をよく観察し、撮影の中で発見したことを映画にするという手法や、今回の『牡蠣工場』の制作過程でのエピソードなど時間の許す限りお話していただきたいと思います。
 想田さんのファンの方はもちろん、映画が好きな方、映画制作に興味がある方はぜひご参加ください。皆様のご来場をお待ちしております。
*本イベントと同日の1/23(土)の14時より、2月の上映開始に先立って『牡蠣工場』の事前上映会が行われます。上演後には監督の舞台挨拶もあります。詳細はKBCシネマのHPをご覧ください。
映画『牡蠣工場』KBCシネマ上映/書籍『観察する男』発売記念
想田和弘トークショー

日時=2016年1月23日(土) 19:00スタート(18:00開場)
会場=カフェ&ギャラリー・キューブリック
(ブックスキューブリック箱崎店2F・福岡市東区箱崎1-5-14
JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演=想田和弘
聞き手=田村元彦(西南学院大学法学部准教授)
入場料=1,500円(1ドリンク付・要予約)
主催=ブックスキューブリック
共催=西南学院大学学内GP「ことばの力養成講座」
協力=ミシマ社、KBCシネマ
*終演後に軽食とドリンク付の懇親会有(参加費 2000 円・要予約)
予約先=
①メールでお申し込み
hakozaki@bookskubrick.jpまで、
[1.お名前、2.参加人数、3.ご連絡先電話番号 4.懇親会参加有無]をご記入の上お申込みください。
当店からの予約確認メールをもってお申し込み完了といたします。
※返信がない場合はお電話にてお問合せください。
②peatixというサービスからも簡単に予約が可能です。
こちらの「チケットを申込む」ボタンからお申込ください。
参加費は当日受付でお支払いくださいますようお願いいたします。
想田和弘(そうだ・かずひろ)プロフィール
1970年栃木生まれ。東京大学文学部卒業。スクール・オブ・ビジュアルアーツ卒。
1993年からニューヨーク在住。映画監督。台本やナレーション、BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。
監督作品に 『選挙』、『精神』、『演劇1・2』、『選挙2』。
著書に 『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)、『熱狂なきファシズム』(河出書房新社)、『カメラを持て、町へ出よう』(集英社インターナショナル)など。
映画作家・想田和弘 OFFICIAL WEBSITE
■想田和弘監督作品 観察映画第6弾 『牡蠣工場』
舞台は、瀬戸内海にのぞむ万葉の町、岡山県牛窓(うしまど)。岡山は広島に次ぐ、日本でも有数の牡蠣の産地だ。養殖された牡蠣の殻を取り除く「むき子」の仕事は、代々地元の人々が担ってきた。しかし、かつて20軒近くあった牛窓の牡蠣工場は、いまでは6軒に減り、過疎化による労働力不足で、数年前から中国人労働者を迎え始めた工場もある。
東日本大震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受け、宮城県南三陸町から移住してきた渡邊さんは、ここ牛窓で工場を継ぐことになった。そして2人の労働者を初めて中国から迎えることを決心。だが、中国人とは言葉が通じず、生活習慣も異なる。隣の工場でも、早くも途中で国に帰る脱落者も。果たして牡蠣工場の運命は?
ロカルノ国際映画祭に正式招待された本作は、「珠玉の智慧に満ちた映画」「目から鱗の現代日本の姿」「想田監督の最高傑作」などと、世界の批評家やメディアなどから絶賛された。牡蠣工場という小宇宙に、グローバル化、少子高齢化、過疎化、第一次、第二次産業の苦境、労働問題、移民問題、そして震災の影響など、大きな問題が浮かび上がってくる。
想田和弘が見た世界の「現在」と日本の「未来」とは?
『牡蠣工場』公式サイト: http://www.kaki-kouba.com
*予告篇がこちらからご覧いただけます。
■書籍『観察する男 映画を一本撮るときに監督が考えること』
ミシマ社より1月下旬刊行 1800円+税
レンズ越しに観て、感じ、考えたこと――映画が完成するまでに2年間を追う。
美しき瀬戸の海。過疎の町にグローバリズムがやってきた。
「歴史の歯車」が、いま、静かに回り出す。
小さな世界から垣間見える、グローバルで巨大な問題を扱った観察映画「牡蠣工場」。
そんな「観察映画」を制作する想田監督を、ミシマ社編集部が観察。
メタのメタのような、不思議なドキュメンタリー・ノンフィクション。