北島 寛写真展「日々常々」が開催中です。（カフェ＆ギャラリー）

カフェ＆ギャラリー・キューブリックでは、10月27日から福岡在住で83歳の現在も写真家として活動中の北島寛さんの写真展「日々常々」を開催中です。
昭和30年代の福岡で、カメラを携えて町を歩くのが日課だったという北島さんが、ありふれた日常の中で感じたハッとする瞬間を切り取った写真展です。
まちなかの商店一家や、家族、友人、路地裏の子どもたちや飲み屋のママ、食堂の店員たち。
その表情には、一人ひとりが主役であり、町が家のような温もりを持っていた時代の活気や明るさが凝縮されています。昭和30年代の、もう見ることのできない福岡の町を自分が歩いているような気分になる写真展です。
11月6日には、西日本新聞社から同名の写真集「日々常々」が発売されますが、「昭和30年代」「福岡」といった時代性、地域性を越えた味のある写真集になっています。
北島 寛（きたじま・かん）略歴
1926年中国天津市旧日本租界生まれ。1961年までアマチュア写真家として、カメラ雑誌のコンテストなどで多数入賞。1957、1959、1961年度国際写真サロン入賞、1957年NHKテレビ写真コンテスト年度賞受賞。その後プロに転向し、北島コマーシャルスタジオ設立。83歳の現在も写真家として活動中。社団法人日本広告写真家協会（APA）九州支部、特別会友。