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ドキュメンタリー映像詩「島の色 静かな声」の上映会をします(ギャラリー)

ご好評をいただいておりますカフェ&ギャラリーキューブリックでの今年最初の映画上映作品は、沖縄・西表島で糸を紡ぎ、色を染め、布を織る染織作家・石垣昭子と島の唄や祭りを愛する夫・石垣金星の詩的な映像美で綴られるドキュメンタリー映画『島の色 静かな声』です。
青い海に囲まれた緑の島、目の覚めるような藍の布、揺れる緑の芭蕉畑、手紡ぎの白い糸・・・映画のテーマでもある「色」を通して、現代社会で失われつつある自然との共生、伝統的な行事や手仕事など、本来あるべき人間の営みが浮かび上がります。伝統や環境を大切に守り伝える彼らの姿は生命力に溢れ、観る者の心を強く揺さぶるはずです!
島の色 静かな声.jpg
『島の色 静かな声』上映会(2008年/75min/日本)
日時/2月24日(水)午後8時
会場/カフェ&ギャラリー・キューブリック
参加費/1500円(ワンドリンク付き)※+500円で特製カレー付き
◇要予約 tel:092-645-0630

【主演者プロフィール】
石垣昭子 Akiko Ishigaki
1938年沖縄県八重山竹富島に生まれる。女子美術大学卒業。
70年より京都で志村ふくみに師事。80年に夫の石垣金星と供に西表島に紅露工房を開設。
島の植物による伝統的な染織の復興に取り組む。
石垣金星 Kinsei Ishigaki
1946年沖縄県八重山西表島に生まれる。
中学校の教員を75年に退職後、自然を汚さない完全無農薬米の稲作に力を注ぐ一方、
石垣昭子と供に「紅露工房」を開設。三線の名手でもあり、島に伝わる昔話、古謡、
童歌、歴史、手仕事の技術などの数少ない継承者でもある。
【監督プロフィール】
◇茂木綾子 Ayako Mogi
1969年北海道生まれ。東京藝術大学デザイン科中退。
92年キャノン写真新世紀荒木賞受賞。97年よりミュンヘン、05年よりスイスの
ラコルビエールに暮らし、06年には、ジュパジュカンパニーを設立。多彩なアーティスト
を招待し、生活、製作、交流を実験的に行うプロジェクトを企画、実施。
06年4月に渋谷ユーロスペースで『風にきく』が上映された。
雑誌『COYOTE』(スイッチ・パブリッシング)でフォトエッセイ「CARAVAN LOST」を連載。
個展、グループ展など多数。映像・映画作品:『IN THE COUCH』(ビデオ&フォトブック
・TYOプロダクション・1996)、『SUITCASE BABY』(60分カラービデオ・THISFILMプロダク
ション・2000)、『風にきく』(57分カラービデオ・THISFILMプロダクション・ 2002・
スイス二ヨン国際ドキュメンタリー映画祭特別賞・ミュンヘン国際ドキュメンタリー映画祭、
台湾国際ドキュメンタリー映画祭出品・日本各地自主上映会開催・DVD発売中)、
アサヒ・アート・フェスティバル『FOR FAMILY』ビデオ作品製作(2004)