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博多ボサノヴァ塾「Escola de Bossa Nova」第1回が開催されました。

福岡のボサノヴァ・ファンの拡大を狙った講座、博多ボサノヴァ塾「Escola de Bossa Nova」の第1回が8月27日に当店カフェで開催されました。
講師は、7月23日に当店で行われたライブ&トークイベント「ボサノヴァ・キューブリック」にもご出演いただいた天神FMのパーソナリティー西島浩一郎さん。イベントタイトルの「エスコーラ・ヂ・ボサ・ノヴァ 「Escola de Bossa Nova」は、ポルトガル語で「ボサノヴァ学校」の意味で、ジョアン・ジルベルトを日本に招聘した音楽プロデューサーの宮田茂樹さんの命名によるものだそう。
ボサノヴァに関する、人並みならぬ知識と情熱をお持ちの西島さんが、ボサノヴァの世界を初心者にもわかりやすく、上級者にも楽しく魅力的に語ってくださいました。
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講座は当時のオリジナル音源や映像を交えたトーク形式で進んでいきます。
第1回の内容はボサノヴァ入門編となる、「ボサノヴァの誕生~いかにしてボサノヴァは生まれたのか~」。1950年代後半にボサノヴァが生まれてから、1962年にアメリカ進出を果たすまでの流れを学びました。ボサノヴァの生みの親は、ブラジルの海岸地区に住む中産階級の学生やミュージシャンたち。比較的裕福な暮らしをしていた彼らだからこそ、自由でロマンティックな恋の歌である"ボサノヴァ"が生まれたのだそうです。
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当日は約20名ほどの参加者の方々にお集まりいただきました。レクチャーが開始されるとみなさん真剣な表情で、懐かしいレコードの音色と西島さんのトークに聞き入っていらっしゃる様子でした。
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会場には西島さんがコレクションされている、貴重なレコードやボサノヴァの資料も並びました。中にはミュージシャンのサイン入りのものも!
さて、展示されているレコードのジャケットが、赤と黒の2色刷りのものばかりなのがお分かりになりますでしょうか?これはボサノヴァが広まる前に制作されたもので、当時は資金がなく多色刷りが出来なかったからなんだそうです。2色でも十分見栄えのするデザインです!
西嶋さんが会場からの質問に答えたり、持参された数々のレコードについて参加者の方と語り合う場面も見られ、終始和やかな雰囲気の講座。それでいて、しっかりとボサノヴァと触れ合うことのできる有意義な時間となりました。次回以降も期待大のレクチャーシリーズです!(うめ)
次回、講座第2回は9月25日(土)20時~となります。内容は、「アメリカ上陸後のボサノヴァ」です。第1回に参加できなかった方でも、十分楽しめる内容となっております。お申込、お問い合わせはブックスキューブリック箱崎店(092-645-0630)まで。多数のご参加をお待ちしております!
◆博多ボサノヴァ塾「Escola de Bossa Nova」
第2回 「アメリカ上陸後のボサノヴァ」
スペシャルゲスト・ Love FM 松井伸一

日時:2010年9月25日(土)午後8時
開場:カフェ&ギャラリー・キューブリック(ブックスキューブリック箱崎店2F)
参加費:1500円(ワンドリンク付・要予約、プラス500円で特製カレーorハヤシライス付)
予約・お問合せ:ブックスキューブリック箱崎店092-645-0630
*詳細はこちら→http://www.bookskubrick.jp/about-bk/topics/20100907-1143.html