篠田正浩監督の講演会を開催します。4.7(土) at ベニール・カフェ
ブックスキューブリックは、このたび、『はなれ瞽女おりん』『写楽』『瀬戸内少年野球団』などの作品で知られる映画監督の篠田正浩さんをお招きして4月7日にベニールカフェで講演会を開催することになりました。今回は「武満徹の小宇宙」企画の会との共催で、監督と映画音楽作曲家という関係で長く親交を築かれた故・武満徹の音楽世界を語っていただきます。貴重な機会ですので奮ってご参加下さい。
「初めて武満を見かけたのは鎌倉に向かう横須賀線の最終電車だった。
混み合う乗客の中にひときわ秀でた額と横顔が私の視線を釘づけにした。
数日後、その当人が撮影所に現れた。武満との遭遇である。
武満の映画フリークとその博識。
映画に宿る細部の魅力を教わる。
なぜ、武満徹は映画音楽に深くかかわったか。」
(小学館武満徹全集[全5巻]総合カタログより)
篠田正浩講演会
「武満徹の映画音楽」
日時:2012年4月7日(土)19:00(開場18:30)
会場:ベニール・カフェ(福岡市中央区警固2-18-13オークビル2F ℡092-714-7179)
入場料:前売り2500円・当日3000円(ドリンク付き)定員40名
主催・共催:「武満徹の小宇宙」企画の会 / ブックス キューブリック
協賛:けやき通り音楽祭実行委員会、モリタギャラリー
【問合せ】ブックスキューブリック(けやき通り店)℡092-711-1180
「武満徹の小宇宙」企画の会 ℡080-2695-2815
【チケット取扱い】
ブックスキューブリック(けやき通り店)℡092-711-1180
ベニール・カフェ ℡092-714-7179
篠田正浩プロフィール
1931年生まれ。岐阜出身。早稲田大学第一文学部入学。中世、近世演劇を専攻。卒業後、松竹撮影所に入社。1960年『恋の片道切符』で監督になる。大島渚、吉田喜重らと共に、松竹ヌーベル・ヴァーグとして前衛的な作品を発表し始める。1967年独立プロ『表現者』を妻の岩下志麻と共に設立し、自主制作を始める。2001年早稲田大学特命教授となる。2003年『スパイ・ゾルゲ』を最後に監督業を引退。
武満と共に挑戦した映画作品も多い。主な作品、『心中天網島』、『沈黙、』『はなれ瞽女おりん』『写楽』等。著書『河原者ノススメー死穢と修羅の記憶』(幻戯書房2009年刊)で、第38回泉鏡花文学賞受賞。
武満 徹プロフィール
1930年、東京生まれ。日本を代表する現代作曲家。軍歌ばかりが耳につく戦争末期に、勤労動員先で聴いたシャンソンに衝撃をうけ、戦後は独学で作曲を勉強し次々と作品を発表する。1951年「実験工房」を仲間と結成。1957年に<弦楽の為のレクイエム>をストラヴィンスキーに絶賛されて、世界的に評価が高まる。以後、管弦曲、器楽曲、合唱曲、映画音楽など多岐にわたる作品が世界的評価を得る。東西を超えた存在として、各国を飛び回った。1996年、死去。享年65歳。