姜信子さんと上野朱さんのトークセッションを開催します。(ギャラリー)
学術系新書としては、異例の売れ行きで話題を集める「商店街はなぜ滅びるのか」の著者新雅史(あらたまさふみ)さんのトークショーがブックオカのイベントとして11月17日に開催されます。
1973年福岡生まれの新さんは、東京大学で上野千鶴子さんに学び、現在は学習院大学で非常勤講師を勤める若手の社会学者です。本書は、かつて隆盛を誇った商店街が衰退していった歴史的推移やその原因を日本社会の変動とともに鮮やかに描きだした刺激的な論考です。
北九州のご実家が酒店を営んでいたという新さんが、ご自身の体験から身をもって選び取ったテーマだけに単なる研究・分析を超えた切実な考察が読むものを引き付けます。3.11後の社会のありかたにも関わってくる古くて新しい商店街を再考する講演会にぜひ、ご参加ください。
商店街はまったく伝統的な存在ではない。現存する多くの商店街は二〇世紀になって人為的に創られたものだからである。(本文より)
――極めて近代的な存在である商店街は、どういう理由で発明され、そして、繁栄し、衰退したのか?
よく言われるように、郊外型ショッピングモールの乱立だけが、商店街衰退の原因なのか?
さらに、地域コミュニティの要となる商店街の再生には、どういう政策が必要なのか?
膨大な資料をもとに解き明かす、気鋭の社会学者による画期的な論考!上野千鶴子氏推薦!(光文社HPより)
新雅史トークショー
『商店街はなぜ滅びるのか』
日時:2012年11月17日(土)午後19時45分~
会場:アンスティチュ・フランセ九州5Fホール
(福岡市中央区大名2-12-6)
参加費:1500円
予約先:ブックオカHPから要予約、またはブックスキューブリック箱崎店
共催:西南学院大学学内GP「<ことばの力>養成講座」/アンスティチュ・フランセ九州
問合せ:ブックスキューブリック箱崎店 TEL:092-645-0630/hakozaki@bookskubrick.jp
新雅史(あらたまさふみ)さんプロフィール
1973年福岡生まれ。学習院大学非常勤講師。
東京大学人文社会系研究科博士課程(社会学)単位取得退学。
著書に『大震災後の社会学』(遠藤薫編著 講談社)。