【終了】7/29(土)『評伝 石牟礼道子―渚に立つひと―』刊行記念 米本浩二さんトークショー
『評伝 石牟礼道子―渚に立つひと―』(新潮社)の著者、米本浩二さんをお招きしたトークショーを、ブックスキューブック箱崎店で開催します。
本書は「戦後文学最大の傑作」(池澤夏樹)と激賞された『苦海浄土』で知られる石牟礼道子さんの初の本格的評伝です。3月30日の発売以来、10以上の新聞・雑誌に書評が掲載されました。「石牟礼道子は前近代たる生き物の魂の世界に住み着いている人であり、その言葉は、世界を犯し汚す近代を可視化させるものである。本書はそのことを描ききった」(江戸文化研究者で法政大総長の田中優子さん)、「石牟礼道子の魂の軌跡を知るうえで欠くことのできない文献」(『図書新聞』)などと高い評価を得ています。
トークのテーマは「『苦海浄土』の成立」。どのようなプロセスをへて『苦海浄土』が書かれたか。日本近代史家、渡辺京二さんとの半世紀以上に及ぶ文学・思想的共闘、熊本地震の被災経験などにも言及し、"神話的作家"石牟礼道子の全容に迫ります。聞き手は西南学院大学准教授の田村元彦さんです。
『評伝 石牟礼道子―渚に立つひと―』刊行記念
米本浩二さんトークショー
日時:2017年7月29日(土)19:00スタート(18:30開場)
会場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
(ブックスキューブリック箱崎店2F・福岡市東区箱崎1-5-14
JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出演:米本浩二
聞き手:田村元彦(西南学院大学)
参加費:1500円(ドリンク付・要予約)
*終演後に懇親会有(1ドリンクとカフェキューブリックのキーマカレー付・参加費1000円・要予約)
予約先:①メールでお申し込み
hakozaki@bookskubrick.jpまで、件名を「7/29トーク予約」として
[1.お名前、2.参加人数、3.ご連絡先電話番号 4.懇親会参加有無]
をご記入の上お申込みください。
当店からの予約確認メールをもってお申し込み完了といたします。
※返信がない場合はお電話にてお問合せください。
②peatixというサービスからも簡単に予約が可能です。
こちらの「チケットを申込む」ボタンからお申込ください。
参加費は当日受付でお支払いくださいますようお願いいたします。
『評伝 石牟礼道子―渚に立つひと―』
米本浩二 新潮社 2200円+税
『苦海浄土 わが水俣病』の発表以来、文学界でも反対闘争の場においても類なき存在でありつづける詩人にして作家・石牟礼道子。恵み豊かな海に育まれた幼年時代から、文学的彷徨、盟友・渡辺京二との出会い、闘争の日々、知識人と交流のたえない現在まで。知られざる創造の源泉と90年の豊饒を描き切る、初の本格評伝。
米本浩二(よねもと・こうじ)プロフィール
1961年、徳島県生まれ。徳島県庁正職員を経て早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。在学中に『早稲田文学』を編集。石牟礼道子資料保存会研究員。著書に『みぞれふる空――脊髄小脳変性症と家族の2000日』(文藝春秋)。