【終了】10/23(火)『ハンセン病療養所を生きる 隔離壁を砦に』を読む ――生きのびるためのアナキズム 対談:有薗真代(社会学者) × 森元斎(哲学者)
すべてを奪われた極限状況のなかで、それでも人間らしく生きることを諦めず、他者と手を取りあって状況を変えていく実践は、必然的にアナキスト的な様相を帯びてきます。
かつてのハンセン病療養所では、極限状況のなかを生きのびるために、そして、みずからの生きる世界をよりよいものに変えていくために、多彩な活動が営まれていました。この対談では、『ハンセン病療養所を生きる 隔離壁を砦に』で描かれたアモルフかつアナーキーな生活実践や芸術活動を手がかりとして、「自由」「アジール」「コレクティヴ(collective)」「根をもつこと」などさまざまなテーマについて考えてみたいと思います。
『ハンセン病療養所を生きる 隔離壁を砦に』を読む
――生きのびるためのアナキズム
対談:有薗真代(社会学者) × 森元斎(哲学者)
日 時:2018年10月23日(火)19:00スタート(18:00開場)
会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
(ブックスキューブリック箱崎店2F・福岡市東区箱崎1-5-14
JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演:有薗真代(社会学者)
森元斎(哲学者)
参加費:1500円(1ドリンク付・要予約)
※終演後に懇親会あり(参加費1500円・カレーと2ドリンク付・要予約)
※18時~19時 開演前にカフェの軽食メニューをご利用いただけます。
主催:西南学院大学ことばの力養成講座
予約先:①メールでお申し込み
hakozaki@bookskubrick.jpまで、件名を「10/23トーク予約」とし、
[1.お名前、2.参加人数、3.ご連絡先電話番号、4.懇親会参加有無]
をご記入の上お申込みください。
当店からの予約確認メールをもってお申し込み完了といたします。
※返信がない場合はお電話にてお問合せください。(092-645-0630)
②peatixというサービスからも簡単に予約が可能です。
こちらの「チケットを申込む」ボタンからお申込ください。
参加費は当日受付でお支払いくださいますようお願いいたします。
『ハンセン病療養所を生きる 隔離壁を砦に』
有薗真代 著 世界思想社 2800円+税
ハンセン病を得た人々が、集団になることではじめてできた活動とは何か。動けない「不自由」な者の「自由」とはどのようなものか。障害を越え、隔離壁を越え、人間の魂を耕し続けた人々の記録。
有薗真代(ありぞの・まさよ)
大分県中津市出身。九州大学文学部卒。京都大学大学院文学研究科(社会学専修)博士後期課程修了。京都大学博士(文学)。カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員などを経て現在、京都大学大学院文学研究科非常勤講師。
著書に『ハンセン病療養所を生きる 隔離壁を砦に』(世界思想社,2017年)など。
近年の主な論稿に「施設で生きるということ―施設生活者の戦後史からみえるもの」(『世界』887号,2016年),「この島の土になる -解毒剤としての質的調査」(『現代思想』2017年11月号)。
森元斎(もり・げんさい)
1983年東京生まれ。中央大学文学部卒業。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。専門は哲学・思想史 。著書に『アナキズム入門』(筑摩書房)など。