【終了】2/5(火)-3/3(日)「THE ABSENCE OF TWO」刊行記念吉田亮人写真展&2/19(火)トークショー 〜生きていること 生きていたこと
宮崎県の田舎町に二人で暮らす祖母と従兄弟の日常を撮りつづけてきた写真家・吉田亮人さん。互いを支え合いながら流れてゆく、ささやかながらもかけがえのない時間は、ある日突然、思いもかけない形で結末を迎えます。
彼らの日々をモノクロ写真で綴った「The Absence of Two」は、88歳と23歳の二人の年齢を合わせた111部限定で制作した手製の私家版写真集を経て、2018年1月に青幻舎より出版されました。こちらを記念して、全国のインディペンデント書店を中心に巡回、手売りでサインを入れながら、彼らの物語を写真家から読者に直接手渡すブックサイニングツアーを敢行中。福岡はブックスキューブリック箱崎店2Fのギャラリーにて、写真展とトークイベントを開催します。
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この作品は私の祖母と従兄弟の日常とその喪失を描いた極私的な物語です。この作品を発表したのが2017年。 それから今まで、この作品を見た数多くの方から実に多様なご感想やご意見を頂いてきました。 個人的なこの物語が多くの人の心に広がっている現象を不思議に思うと同時に、それが何故なのか私自身も知りたくて、今回読者と直接触れ合える場としてトークイベントを開催させていただきます。ぜひ多くの方とこの物語を共有しお話できたら嬉しく思います。(吉田亮人)
吉田亮人写真集「THE ABSENCE OF TWO」刊行記念写真展
会期:2019年2月5日(火)~3月3日(日)
11:00~18:00(月曜定休)
場所:カフェ&ギャラリー・キューブリック
(ブックスキューブリック箱崎店2F・福岡市東区箱崎1-5-14
JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
トークショー 生きていること 生きていたこと
日時:2019年2月19日 (火) 19:00スタート(18:00開場)
会場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
出 演:吉田亮人
聞き手:大井実(ブックスキューブリック)
参加費:1800円(1ドリンク付・要予約)
*終演後にサイン会有り
*懇親会有り(参加費1500円・カレーと2ドリンク付・要予約)
*18時~19時 開演前にカフェの食事メニューをご利用いただけます。
予約先:①メールでお申し込み
hakozaki@bookskubrick.jpまで、件名を「2/19トーク予約」として
[1.お名前、2.参加人数、3.ご連絡先電話番号 4.懇親会参加有無]
をご記入の上お申込みください。
当店からの予約確認メールをもってお申し込み完了といたします。
※返信がない場合はお電話にてお問合せください。
②peatixというサービスからも簡単に予約が可能です。
こちらの「チケットを申込む」ボタンからお申込ください。
参加費は当日受付でお支払いくださいますようお願いいたします。
吉田亮人写真集 『The Absence of Two』
青幻舎 3800円+税
祖母と従兄弟、二人が生きた時間を写真で紡ぐ
写真家・吉田亮人は、宮崎県の田舎町に二人で暮らす祖母と従兄弟の日常を撮りつづけてきた。互いを支え合いながら流れてゆく、ささやかながらもかけがえのない時間は、ある日突然、思いもかけない形で結末を迎える。本作はKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017のメインプログラムのひとつとして展示され、多くの来場者の心を打った。111冊限定で刊行された私家版写真集を元に、新たに編みなおした待望の一冊。
吉田亮人(よしだ・あきひと)プロフィール
1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部障害児学科卒業後、タイにて日本語教師として現地の大学に1年間勤務。帰国後、小学校教員として6年間勤務し、退職。2010年よりフリーの写真家として活動開始。インドやバングラデシュの肉体労働者を取材し、2014年に写真集「Brick Yard」を出版。同作はParis Photo - Aperture First Photo Book Awardにノミネートされる。2013年から2015年にかけてバングラデシュの皮革産業労働者に関するプロジェクトに取り組み、2016年に「Tannery」を出版。日経ナショナルジオグラフィックをはじめ、主要雑誌に作品を発表すると共に、写真展も精力的に行う。2017年8月、自身の祖母と従兄弟に関するストーリー「The Absence of Two」を私家版写真集として出版。日経ナショナルジオグラフィック写真賞ピープル部門最優秀賞(2016)、コニカミノルタ・フォトプレミオ年度大賞(2014)など、受賞多数。
http://www.akihito-yoshida.com/