10/19(木)~11/12(日)「94歳セツの新聞ちぎり絵日記」刊行記念木村セツ原画展 を開催します。
ブックスキューブリック箱崎店2Fのギャラリーにて、2020年より毎年開催している木村セツさんのちぎり絵原画展を今年も開催します。今年94歳になった木村セツさんの新聞ちぎり絵を、日記とともに楽しんでいただく展示です。
90歳で創作活動を始めた木村セツさんが、生活にある身近なものをモチーフにして、新聞をちぎって描くちぎり絵の作品集『90歳セツの新聞ちぎり絵』(里山社,2020)。新聞から切り出した様々な色、文字、写真のパーツを細かく貼り合わせて1枚の絵を描くその観察眼と表現力は見事で、作品集は現在9刷。
2021年には、セツさんが2020年の1年間で作った新作を、ポストカードにして収録した『91歳セツの新聞ちぎり絵ポストカードブック』(里山社,2021)、2023年3月には、セツさんが92歳から94歳までの間に制作したちぎり絵と、その創作の日々をつづった日記作品集『94歳セツの新聞ちぎり絵日記』が刊行されました。
当店で4回目となる今回の展示では、新刊『94歳セツの新聞ちぎり絵日記』の本の内容に沿い、セツさんの暮らしをより身近に感じて頂けるような展示を予定しています。原画は、小さく精巧で、原画ならではの魅力に満ちています!ぜひご来場ください。
(以下、里山社によるステートメントです)
2023年1月で94歳になった木村セツさん。90歳で新聞ちぎり絵を始め、一躍時の人となった2020年、世界はコロナ禍に突入。セツさん個人も世の中も、大きな変化が起きたこの2年も、セツさんは日々変わらずに新聞ちぎり絵をつくり、仏壇神棚を拝んで、よく食べ、猫と遊び、周囲に感謝。変わらないルーティンを過ごしていました。ますます美味しそうな新聞ちぎり絵と、創作の日々をつづった日記作品集の刊行を記念し、今年も全国各地で原画展を開催します。会場では、書籍はもちろんのこと、グッズも販売。どうぞ奮ってお越しください。
「94歳セツの新聞ちぎり絵日記」刊行記念木村セツ原画展
プロフィール
木村セツ
一九二九年(昭和四年)一月七日奈良県桜井市生まれ。戦争中は学徒動員により、紡績工場で働く。戦後、銀行に勤めるが、家庭の事情で退職。三人の子どもを育てながら、養鶏、喫茶店、農業などの仕事に励む。二〇一八年末に夫が他界。二〇一九年元旦から長女の勧めで新聞ちぎり絵を始め、才能が開花。ツイッターアカウントはフォロワー七万六千人以上(二〇二三年二月現在)。既刊に『90歳セツの新聞ちぎり絵』『91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック』(ともに里山社)、イラストレーターで漫画家の孫、木村いことのコラボ絵本『おてがみであいましょう』(理論社)がある。Instagram:https://www.instagram.com/90setsu/
書籍情報
『94歳セツの新聞ちぎり絵日記』【新刊】
イラスト・文:木村セツ
装丁:名久井直子/撮影:佐伯慎亮
2023年3月22日・刊
定価:1,900円+税
112ページ
『91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック』【3刷】
イラスト:木村セツ
装丁:名久井直子
2021年2月25日・刊
定価:1,500円+税
80ページ
『90歳セツの新聞ちぎり絵』【9刷】
イラスト:木村セツ
装丁:名久井直子/撮影:佐伯慎亮
2020年2月25日・刊
定価:1,800円+税
112ページ