10/4(金)~10/14(月・祝)「木村セツ 95歳セツの新聞ちぎり絵原画展」を開催します。
ブックスキューブリック箱崎店2Fのギャラリーにて、2020年より毎年開催している木村セツさんのちぎり絵原画展を今年も開催します。
戦後、銀行や養鶏、喫茶店、農業など、さまざまな仕事を経験してきたセツさん。「誰かを喜ばせることを何よりの喜びとして」趣味も持たずにずっと働き続けてきました。
そんなセツさんが、新聞ちぎり絵を始めたのは、二〇一九年の元旦、夫の弘さんを亡くして間もなくのことでした。弘さんが亡くなる前に残した「いくつになっても勉強せなあかん」という言葉や、娘さんからの励ましに背中を押されたそうで、その作風は繊細なのにユーモラスで、エネルギーに満ちています。
本展では、セツさんが94歳から95歳にかけて制作した新作を中心に展示いたします。1F書店では、作品集のほか、ポストカードやしおりなどのグッズも販売いたします。見る人をあたたかく包み込むような、みずみずしい原画の魅力を味わいに、ぜひお気軽にご来場ください。
木村セツ 95歳セツの新聞ちぎり絵原画展
プロフィール
木村セツ
一九二九年(昭和四年)一月七日奈良県桜井市生まれ。戦争中は学徒動員により、紡績工場で働く。戦後、銀行に勤めるが、家庭の事情で退職。三人の子どもを育てながら、養鶏、喫茶店、農業などの仕事に励む。二〇一八年末に夫が他界。二〇一九年元旦から長女の勧めで新聞ちぎり絵を始め、才能が開花。ツイッターアカウントはフォロワー九万三千人以上(二〇二四年九月現在)。既刊に『90歳セツの新聞ちぎり絵』『91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック』『94歳セツの新聞ちぎり絵日記』(すべて里山社)、イラストレーターで漫画家の孫、木村いことのコラボ絵本『おてがみであいましょう』(理論社)がある。Instagram:https://www.instagram.com/90setsu/
書籍情報
『94歳セツの新聞ちぎり絵日記』
発行: 里山社
イラスト・文:木村セツ
装丁:名久井直子/撮影:佐伯慎亮
2023年3月22日・刊
定価:1,900円+税
112ページ
『91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック』
発行: 里山社
イラスト:木村セツ
装丁:名久井直子
2021年2月25日・刊
定価:1,500円+税
80ページ
『90歳セツの新聞ちぎり絵』
発行: 里山社
イラスト:木村セツ
装丁:名久井直子/撮影:佐伯慎亮
2020年2月25日・刊
定価:1,800円+税
112ページ