『まちづくり幻想』発売記念 ブックスキューブリック開業20周年記念Vol.3 木下斉トークイベント
【お知らせ】4月25日に予定しておりました本イベントは、新型コロナウィルスの感染急拡大を考慮し、オンライン配信にて5月28日に開催することとなりました。お申込み方法につきましては、下記<ご予約について>をご覧ください。
『福岡市が地方最強の都市になった理由』(PHP研究所)や『 凡人のための地域再生入門』(ダイヤモンド社)など数多くの著作で知られ、まちビジネス事業家として各地の地域活性化事業やまちづくりの実践で注目を集める木下斉さん。過去、何度かブックスキューブリックのトークイベントにご出演いただき大きな反響を集めました。同氏の久々の新刊『まちづくり幻想』の発売を記念したトークイベントを5月28日(金)の19時より開催します(ZOOMでのオンライン配信のみ)。
地方交付税交付金(約16兆円)が毎年、地方に配られ、さらに2014年からは「地方創生政策」がスタート。年間1兆円を超える予算が投じられたものの、2019年には人口の東京一極集中は過去最高になり地方再生はますます混迷の度を深めています。
さらに2020年、「新型コロナウイルス感染拡大」による「地方の時代」をメディアは報じましたが、統計を見ると、東京からの流出は結局、郊外(埼玉、千葉、神奈川)に集中し、結果として東京都人口は増加を維持し、東京圏の総じて減少が続く地方圏に対する相対的優位が崩れることはありませんでした。
なぜ、戦後一貫して莫大な財源が投入され続け、さらに近年も支援は追加されているにも関わらず、地方はますます衰退してしまうのか。地元をどうにかしたくて、地域の人を巻き込んだ事業に取り組んだ人たちが大勢いるのに、結果が出ないのはなぜなのか。
そこには、地域の多くの人たちが囚われている「まちづくり幻想」がある。
「まちづくり幻想」とは、皆が常識だと思いこんでいるものが、実は現実とは異なり、それを信じ、共有してプロジェクトを進めてしまうが故に地域の衰退を加速させる、本質的な問題。失敗する地域再生事業の多くは、取り組み内容以前として、関係者の思考の土台そのものに間違った思い込みがあるのだ。
「あの成功事例みたいなものを地元にほしい!」「予算を取ることこそ仕事だ」と信じ切って進めてしまう自治体の意思決定者。
「よそ者・バカ者・若者」がいないと活性化できないとつぶやき、自分で挑戦しない言い訳をする民間事業者。成功者を妬み、足を引っ張り合う集団心理に侵された、内向き思考のネクラな地元の人たち。あくまで仕事だと割り切って、頼まれたことしかせず、自らリスクを負わない外の人。
最新の統計と400を超える全国の実践事例から導いた、幻想の詳細とそれを打ち破るアクションとは? コロナ以降の地方を立ち直らせるために、地域起こし分野にかかわる官民全ての人のご参加をお待ちしています。
【オンライン配信】ブックスキューブリック開業20周年記念Vol.3
『まちづくり幻想』発売記念
木下斉トークイベント
◎日時/2021年5月28日(金)19:00開演
◎会場/Zoomにて配信
◎参加費1650円(税込み・要予約)
◎問合せ先/ブックスキューブリック箱崎店TEL092-645-0630
hakozaki@bookskubrick.jp
※ご予約後の無断キャンセルはご遠慮願います。
《ご予約について》
下記オンラインショップよりチケットの購入をお願いいたします。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kubrick/20210425.html
また、Peatixでもご購入いただけます。 https://peatix.com/event/1908918/view
参加費:1650円(税込み)
*ご購入いただいた方に、後ほどメールで配信URLをお送りいたします。
*当日視聴が難しい方も、アーカイブ動画をご準備いたしております。
『まちづくり幻想』
著者:木下斉
出版社:SBクリエイティブ
価格:990円(900円+税)
ISBN:978-4-8156-0912-2
古い価値観、間違った常識、集団心理ーー
地域を蝕む「バカの壁」を乗り越えよ!
お金や人をいくら投入しても地域再生がうまくいかない理由を
地域分野のトップランナーが初めて明かす!
第 1 章 「コロナ禍で訪れる地方の時代」という幻想
第 2 章 えらい人が気づけない、大いなる勘違い
第 3 章 「地域の人間関係」という泥沼
第 4 章 幻想が招く「よそ者」頼みの失敗
第 5 章 まちづくり幻想を振り払え!