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3/10(日)『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』刊行記念 三砂慶明×大井実トークイベントを開催します。

 

 昨年4月、惜しまれつつも43年の歴史に幕を下ろした鳥取の定有堂書店は、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」として知られていました。

 

 その店主奈良敏行氏による『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』の刊行を記念して、3月10日(日)に編者の三砂慶明氏とブックスキューブリック店主大井実のトークイベントを開催します。

 

 定有堂書店の店主、奈良敏行氏は、ブックスキューブリックにとって、師匠とあおぐ特別な存在でした。自分と同じように、東京からローカルな都市に行き、独立開業の本屋を構え、ミニコミを作るように、丁寧な店づくりをしていた理想の本屋でした。今回のトークイベントでは、定有堂書店とその店主、奈良敏行氏に深い影響を受けた二人が、その独自の魅力に迫ります。

 

 人生のあるとき、立身して生きるか、それとも「自分らしく生きるか」の岐路に立つ。でも自分らしく生きるには才能がいる。芸術家なんかそうですよね。私は本が好きなだけで才能もない。でも好きな本からは遠ざかりたくない。そんな時、「本を商う」という選択肢があったことがとてもうれしい。
「小さな商い」はとてもビューティフルなものだ。ここが始まりで、ここが終わりという性質の、ささやかだが至福の場所なのだ。(本書「本屋の学校」より)

 

【三砂慶明(みさご・よしあき)氏︎(「読書室」主宰)プロフィール】

 

 

1982年、兵庫県生まれ。株式会社工作社などを経て、梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。現在は、TSUTAYA BOOKSTORE 梅田MeRISE勤務。著書に『千年の読書──人生を変える本との出会い』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』(世界思想社)。編者として2023年4月18日に閉店した定有堂書店の奈良敏行さんの著書『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』(作品社)を担当。

 

 

『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』刊行記念 三砂慶明×大井実トークイベント

 

日 時:2024年3月10日(日)19時スタート(18時30分開場)
会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
   (福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F・
    JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演:三砂慶明、大井実(ブックスキューブリック店主)                   
参加費:税込2,500円(1ドリンク付・要予約)

 

※オンライン配信もあります。
※終演後「サイン会」を開催いたします。
※終演後に同会場で懇親会あり(参加費2,000円・軽食と1ドリンク付・要予約)
※イベント参加費とサンドイッチ代金、懇親会費は当日受付にてお支払ください。
※ご予約後の無断キャンセルはご遠慮願います。

 

 

 

▼会場参加チケットのお申込みはこちら(税込2,500円・1ドリンク付)

以下のいずれかのサイトからお申込みください。

 

①Googleフォーム
https://forms.gle/RF7Tymz9YGJkso617

 

②Peatix
http://ptix.at/9LVYyr

 

 

▼配信チケットのお申込みはこちらから(税込1,650円)

以下のいずれかのサイトからお申込みください。


①Shopify

【オンライン視聴券】3/10(日)『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』刊行記念 三砂慶明×大井実トークイベント

 

②Yahoo
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kubrick/20240214.html

 

 

【書籍情報】

『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』

 

鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。〈本の力〉が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。

 

著者:奈良敏行
編者:三砂慶明
価格:本体2200円
判型:46判上製
ISBN:978-4-86793-013-7
発行:2024.2

 

【著者・編者略歴】
奈良敏行(なら・としゆき)1948年生まれ。1972年早稲田大学第一文学部卒。1980年鳥取にて、定有堂書店を開業。共著書に、『街の本屋はねむらない』(アルメディア)、三砂慶明編『本屋という仕事』(世界思想社)など。

 

三砂慶明(みさご・よしあき)1982年生まれ。「読書室」主宰。株式会社工作社などを経て、梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。著書に『千年の読書』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』がある。

 

【内容目次】

  • はじめに 身過ぎ世過ぎは草の種
  • 第一章 町の本屋という物語
    • 楽しい本屋は可能か/“夢を託す”ということ/どうして素人が書店を始めることになったかと言うと……/日常の可能性/本のことは井狩春男さんに教わった/本を並べる/本屋の愉しみ/ブック・カバーへの思い入れの話/定有堂から/人文書で、もうおともだち /町の本屋の物語
  • 第二章 「書店」と「本屋」
    • 「本屋」論/ザ・ブックマン/本屋は「舞台」なのだ/本の紹介は楽しい/本屋のカスタマイズ/「本屋アジール」論/本の泉/「書店」と「本屋」/ウェブ、そして町の本屋/町の本屋から生まれた本──『伝えたいこと』出版のこと
  • 第三章 「身の丈」の本屋
    • 人に教わり、本に教わる/座敷わらしの荒ぶる魂/本屋の学校/本屋を歩く/なぜ人文書なのか/本屋ですから/希望/本屋の源泉/スタンダードとカスタマイズ/京都書店研修会へいく/永六輔さんトーク&サインの会顛末記/朋有り遠方より来る/ノアの箱舟/バーチャル書店/町の書店に未来はあるか
  • 第四章 本屋の青空
    • 書と戯れる/就職しないで生きるには/脱個性/徳俵/一周遅れのトップ/書の底力/町に生きる/再生力/本屋と個性/本のビオトープ/好きだからやる
  • 第五章 定有堂書店の生成変化
    • 本屋の未来を創造する/定有堂書店の生成変化
  • 附録 定有堂書店の本棚 往来のベーシックセオリー
  • あとがき 一冊の本の衝撃
  • 編者後記 三砂慶明
  • 奈良敏行・定有堂書店略年譜

 

【推薦:本屋「Title」店主・辻山良雄】

 鳥取に根を下ろし、一から自分の仕事を作りあげてきた奈良さんの言葉には、時代と地域を超えた普遍がある。それはとてもシンプルなことで、「本が好き、人が好き」。いつの時代も定有堂書店は本と人とのあいだにあり、そうした素朴なスピリットが、その店を全国から人が集う「聖地」たらしめたのだ。
 いま、本の力を疑いはじめた人にこそ読んでほしい。本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。

 

<サンドイッチのご予約承ります>

イベント会場では全粒粉サンドとたまごサンドをお召し上がりいただけます。事前予約制にてご注文を承りますので参加お申込みの際に合わせてご予約ください。

 

★全粒粉サンド(税込320円)
全粒粉ブレッドを使用したワンランク上のサンドイッチです。レタス・パストラミハム・チーズの組み合わせが抜群です。

 

 

★たまごサンド(税込270円)
キタノカオリ食パンを使い、自家製たまごサラダをたっぷりとサンド。スライスオリーブがアクセントです。

 

会場ではクラフトビール、ホットコーヒー、アイスコーヒー、りんごジュース、オレンジジュースなどもご用意しております。
フード・ドリンクでくつろぎながらイベントをお楽しみください。

 

◎お問い合わせ:ブックスキューブリック箱崎店
TEL:092-645-0630
Mail hakozaki@bookskubrick.jp