3/12（火）～3/31（日）黒田征太郎　絵本『もしもねこがそらをとべたら』原画展 を開催します（3/22（金）にトークイベントもあります）

　絵本『もしもねこがそらをとべたら』の刊行を記念して、ブックスキューブリック箱崎店2Fのギャラリーにて、イラストレーター・黒田征太郎（くろだ・せいたろう）さんの原画展を開催します。また、3月22日（金）には黒田さんをお招きしたトークイベントも開催します。

　黒田征太郎さんは1939年、第二次世界大戦が始まった年に生まれ、30歳のときにグラフィックデザイナーの長友啓典（ながとも・けいすけ）さんとともに、デザイン事務所「K2」を設立。それぞれの強い個性と才能を活かしながら、世界中でポスターや広告、壁画制作やライブペインティングなど、活動の幅を広げてこられました。

　また、黒田さんは長年の芸術活動を通じて、世界平和の実現も訴えてこられました。52歳でニューヨークに移住してアトリエを構えた黒田さんは、戦争を忘れようとする日本に違和感を感じたといいます。1994年には「野坂昭如／戦争童話集」映像化プロジェクト、2004年にはトランペッターの近藤等則や写真家の荒木惟経、安藤忠雄とともに、芸術を通じて核兵器のない平和な世界を訴える「PIKADONプロジェクト」を開始されました。この度刊行された、黒田さんとシンガーソングライターの西島三重子さんによる絵本『もしもねこがそらをとべたら』にも、反戦と平和への願いが込められています。

　22日のトークイベントでは、新作『もしもねこがそらをとべたら』のことから、黒田さんの幼少期から現在に至るまでの軌跡について、たっぷりとお話を伺います。

　貴重な機会ですので、ぜひご高覧・ご参加ください。

（以下、出版社によるステートメントです。）

ぼくは想像してみる。もしもねこがそらをとべたら、うみをじゆうにおよげたら、のびのびとあそびたいかもしれない。でも、しずかにくらしたいとりやさかなたちはなんて思うだろう？　もしもねこがくじらみたいに大きかったら、ぼくはどうするだろう……

長年のアート活動のなかで絵の持つ力、物語が刺激する想像力を伝え、老若男女問わず多くの人々の心を動かして続けてきた、世界的なアーティスト・黒田征太郎さん。戦争を知る最後の世代として、アートを通じて反戦へのメッセージや平和への祈りも届けてきた黒田さんが、シンガー・ソングライターであり文筆家でもある西島三重子さんと始めて共作した『もしもねこがそらをとべたら』は、他者とのかかわりや思いやることの手前に存在する、人や物事を想像することと知ろうとすることの大切さを嚙みしめられる絵本です。色彩豊かでダイナミック、そしてときにチャーミングなねこにドキッとさせられる黒田さんの絵から、やさしさとイマジネーションにふれていただけたら幸いです。

黒田征太郎　絵本『もしもねこがそらをとべたら』原画展

会　期：2024年3月12日（火）～ 2024年3月31日（日）

時　間：平日　11:00～17:00
　　　　土日祝11:00～18:00
　　　　＊月曜定休　＊入場無料

会　場：カフェ＆ギャラリー・キューブリック
　　　　福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F
　　　　（JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分）

黒田征太郎 絵本『もしもねこがそらをとべたら』刊行記念トークイベント

日　時：2024年3月22日（金）19時スタート（18時30分開場）
会　場：カフェ＆ギャラリー・キューブリック
　　　（福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F・
　　　　JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分）
出　演：黒田征太郎
進　行：大井実（ブックスキューブリック店主）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
参加費（要予約）：税込2,500円（1ドリンク付）

※オンライン配信もあります。
※終演後「サイン会」を開催いたします。
※終演後に同会場で懇親会あり（参加費2,000円・軽食と1ドリンク付・要予約）※懇親会のご予約は締め切りました※
※イベント参加費とサンドイッチ代金、懇親会費は当日受付にてお支払ください。
※ご予約後の無断キャンセルはご遠慮願います。

★たまごサンド（税込270円）

 

キタノカオリ食パンを使い、自家製たまごサラダをたっぷりとサンド。スライスオリーブがアクセントです。

 

 

会場ではクラフトビール、ホットコーヒー、アイスコーヒー、りんごジュース、オレンジジュースなどもご用意しております。フード・ドリンクでくつろぎながらイベントをお楽しみください。