福岡・けやき通り & 箱崎の小さな本屋

Independent Small Bookstore in Fukuoka since 2001

ホーム > イベント&展覧会情報 > お知らせ・新着情報 > 3/8(金)『君はそれを認めたくないんだろう』認知会・福岡編 山下賢二トークイベントを開催します。

3/8(金)『君はそれを認めたくないんだろう』認知会・福岡編 山下賢二トークイベントを開催します。

 

 2004年に京都市左京区に車が飛び出た外観の「ガケ書房」を開き、2015年に「ホホホ座」へと改名・移転。その名物店主・山下賢二さんが本屋創業20年の節目におくる、散文ときどき詩による『君はそれを認めたくないんだろう』の発売を記念したトークイベントを3月8日(金)にブックスキューブリック箱崎店で開催します。

 

 筆談とジェスチャーで過ごした小学生時代、夢を削るように生きていた二十代、ほっこりという盲目に違和感を溶かす今。誰もが発信者になり受け手にもなる「承認欲求の時代」に、たしかな言葉、信じられるものは一体どこにあるのだろう。

 

 近年に発表された単行本未収録のさまざまな散文(エッセイ)と詩を書き下ろしも含めて収録。人間と世の中を、過去と現在を、独自の視点で言葉に刻んだ一冊です。

 

 当日はブックスキューブリックの店主大井実が聞き手になり、山下さんが新刊に込めた熱い想いを伺っていきます。貴重な機会ですので、ふるってご参加ください。

 

(本文より)

本当に説得力のある言葉はやっぱりSNSにはないのではないか。それはもう書き言葉ではなく、対面で人間がとっさに吐いた生身の言葉にこそ真実があるのではないか。その人自身の生き方や基本的な考え方が「出てしまった」言葉。生身の言葉は、書き直しなしの言葉だ。言い換えればそれは、その人のデフォルトの「生活態度」と言えるかもしれない。

 

【著者プロフィール】

山下賢二(やましたけんじ)

1972年、京都生まれ。2004年に「ガケ書房」を創業。2015年4月1日、「ガケ書房」を移転・改名し「ホホホ座浄土寺店」として継続。著書に『ガケ書房の頃 完全版――そしてホホホ座へ』(ちくま文庫)、『やましたくんはしゃべらない』(岩崎書店)、『喫茶店で松本隆さんから聞いたこと』(夏葉社)、共著に『ホホホ座の反省文』(ミシマ社)、編著として『わたしがカフェをはじめた日。』(小学館)などがある。

 

『君はそれを認めたくないんだろう』出版記念 山下賢二トークイベント

 

日 時:2024年3月8日(金)19時スタート(18時30分開場)
会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
   (福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F・
    JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演:山下賢二(ホホホ座座長)
聞き手:大井実(ブックスキューブリック店主)                   
参加費(要予約):税込2,500円(1ドリンク付)

 

※終演後「サイン会」を開催いたします。
※終演後に同会場で懇親会あり(参加費2,000円・軽食と1ドリンク付・要予約)
※イベント参加費とサンドイッチ代金、懇親会費は当日受付にてお支払ください。
※ご予約後の無断キャンセルはご遠慮願います。

 

▼会場参加チケットのお申込みはこちら(税込2,500円・1ドリンク付)

以下のいずれかのサイトからお申込みください。

 

①Googleフォーム

https://forms.gle/6XPMEhRpNyUfdeYTA

 

②Peatix

http://ptix.at/FAjtAu

 

書籍情報

『君はそれを認めたくないんだろう』

発売日:2024/1/26
著者:山下賢二
定価:1,980円(本体1,800円+税)
仕様:四六判/並製/224ページ
ISBN:978-4-910352-98-5

特別冊子「山下賢二のこと」付き(紙の書籍のみ)

寄稿:松本隆、堀部篤史、廣田瑞佳、山下睦乃

 

目次

 

朝が過去形でやってくる

 

帰る場所がないということ/若い凧/入ってる君/行けばわかるし/これは反省文ではない/先輩たちの足どり/この詩は谷川俊太郎が書きました/横柄な横着/爆発後のルール/ほっこりという盲目/いつかのいつもの朝

 

むかしの一日から「1993年11月23日(水)」/見てただけ/夢を削っていく/泣いているきみを見たい/ここではないどこかはもうない/自炊行為/今日/やましたくんはしゃべらない・詳細編/かめとやました/だれでもなんでそんなん/夏が本当に好きな理由判明/そのお金/記録に残っていないけど記憶に残っている音楽イベント/記録に残っていないけど記憶に残っているダウンタウン/真面目 不真面目 生真面目

 

読書の元年/本屋のおやじが楽しいなんて誰が言った/ト書き/好きだから会えない人/透明な垢/思い出話は再発見のためにある/文化系男子の結び目/そこにいたのはかぞく/作家の居心地/食卓の照度/たしかに僕はあの人を見たんだ/すべての病人/見れない風景を見た人/オープンカーは全員で無視しよう/また取次が生まれる/つまる/つまらない

 

ガケ書房のあった場所/京都の公共交通機関オンチ/肩までつかる町/ちょっと前の京都本をふりかえってみる/だいなしの詩/わたしたちのある日の配役/忘れちまった楽しみに/年上の出来事、年下の文化/未熟者たちの時間/あなたはどうやってここまできた/あのひとは一度もこっちを見なかった/これは他人ごと、あれは自分ごと/ちいさな基点

 

リーダーは等身大/細胞を説得/説得力と有名が君は欲しいか/悪く言う/忘れる人間/信じるしかないもの/おおみそか

 

はじめてのあとがき

話したい話

 

<サンドイッチのご予約承ります>

イベント会場では全粒粉サンドとたまごサンドをお召し上がりいただけます。事前予約制にてご注文を承りますので参加お申込みの際に合わせてご予約ください。

 

★全粒粉サンド(税込320円)
全粒粉ブレッドを使用したワンランク上のサンドイッチです。レタス・パストラミハム・チーズの組み合わせが抜群です。

 

 

★たまごサンド(税込270円)
キタノカオリ食パンを使い、自家製たまごサラダをたっぷりとサンド。スライスオリーブがアクセントです。

 

会場ではクラフトビール、ホットコーヒー、アイスコーヒー、りんごジュース、オレンジジュースなどもご用意しております。
フード・ドリンクでくつろぎながらイベントをお楽しみください。

 

◎お問い合わせ:ブックスキューブリック箱崎店
TEL:092-645-0630
Mail:hakozaki@bookskubrick.jp