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5/12 映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』公開記念「川内有緒×田中千智　自由にアートを観よう、自由にアートを語ろう」

　『空をゆく巨人』（集英社）、『バウルを探して』（三輪舎）、『パリでメシを食う。』（幻冬舎）などユニークなテーマによる作品を発表してきたノンフィクション作家・川内有緒さん。そんな川内さんの最新刊『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』（集英社インターナショナル・2021年）は、 Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞するなど大きな評判をよびました。同行した人たちの作品を前に語られる言葉でイメージを膨らませながらアートを鑑賞するという独自の方法を編み出した全盲の白鳥建二さんを主人公とした傑作ノンフィクションです。

　そんな白鳥さんの20年にわたる美術鑑賞を振り返り、その友人たち、美術館で働く人々、新たに白鳥さんと出会った人々を追い、彼らが紡ぎ出す豊かな会話を追ったドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』が完成し、福岡でも５月12日からKBCシネマで公開されることになりました。

　その公開を記念したトークイベントを、著者でありこの映画の共同監督もつとめた川内さんをお迎えして5月12日（金）の19時より箱崎店２Fのカフェで開催します。お相手をするのは、福岡在住の画家、田中千智さんです。真っ黒な背景に描かれる人物像が強い印象を与える作品群が大きな反響を呼び、先日は福岡市美術館で大々的な個展も開催されるなど、今や世界的にも注目される画家に成長されています。

　この二人に、映画のこと、作品のこと、大好きなアート作品のことなど様々なお話しをしていただきます。才能あふれるお二人の自由な会話が、どのような展開を見せるのかとても楽しみです。皆様、ふるってご参加ください。

映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』公開記念
「川内有緒×田中千智自由にアートを観よう、自由にアートを語ろう」

日　時：2023年5月12日（金）19時スタート（18時30分開場）

会　場：カフェ＆ギャラリー・キューブリック
　　　（福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F・
　　　　JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分）

出　演：川内有緒（ノンフィクション作家）×田中千智（画家）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参加費（要予約）：税込2,500円（1ドリンク付）

協賛（お土産）：PLEIADES（田中千智さんの絵があしらわれたカフェラテ缶）

※オンライン配信も行います。
※終演後「サイン会」を開催いたします。
※終演後に同会場で懇親会あり（参加費2000円・軽食と1ドリンク付・要予約）
※参加費は当日受付にてお支払いをお願いします。
※ご予約後の無断キャンセルはご遠慮願います。

【川内有緒（かわうち・ありお）プロフィール】
生まれ変わったら冒険家になりたいと願うノンフィクション作家。趣味は美術鑑賞とD.I.Y小屋づくり。日本大学芸術学部卒後、米国ジョージタウン大学の中南米地域研究学で修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、そしてフランス・パリの国連機関などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年からはフリーのライターとして評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を開始。自分らしく生きること、誕生と死、アートや音楽などの表現活動が主なテーマ。著作にパリで生きる日本人たちを描いた『パリでメシを食う。』（幻冬舎）、『晴れたら空に骨まいて』（ポプラ社）、『パリの国連で夢を食う。』など。バングラデシュの吟遊詩人たちを追った「バウルを探して　地球の片隅に伝わる秘密の歌」（幻冬舎）で、第３３回新田次郎文学賞を受賞。『空をゆく巨人』で第16回開高健ノンフィクション賞を受賞。現在は一児の母として子育てをしながら、執筆や旅を続け、また２坪の小さなギャラリー「山小屋」（東京）を運営している。https://www.ariokawauchi.com

【田中千智（たなか・ちさと）プロフィール】
1980年兵庫県生まれ、福岡県糸島市出身。中学生の頃から油絵を描き始める。1998年九州産業大学付属九州高校デザイン科卒業。2005年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。2006年より福岡を拠点に画家として制作活動を開始。近年は国内で多数の展覧会を開催するほか、韓国・シンガポール・台湾・英国など海外での展覧会にも出品多数。その他、書籍の装丁画、小学館新本社ビルの大作壁画など幅広い活動を行なっている。代表的な展覧会として、2014年「第5回福岡アジア美術トリエンナーレ」福岡アジア美術館（福岡）、2016年「I am a painter」横浜市民ギャラリー（横浜）、2021年「九州洋画Ⅱ：大地の力-Black Spirytus」久留米市美術館（福岡）、2022年「1000のキャンバス」Bunkamura Gallery（東京）。福岡市美術館・個展「地平線と道」（2023年1月5日〜3月21日）。