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【終了】6/22(金)「石牟礼道子さん 追悼の夕べ」 前山光則さん&米本浩二さんトークショー

 石牟礼道子さんが2月10日に90歳で亡くなってはや4カ月たちました。悼む声は全国に広がり、各地で追悼の読書会やお別れの会が開かれています。筑豊の「サークル村」に森崎和江らと参加するなど福岡との縁が深かった石牟礼さん。ブックスキューブリック箱崎店では彼女の業績と人柄をしのぶトークショーを開催いたします。

 石牟礼さんと40年余りの交友を重ねた作家の前山光則さんと、『評伝 石牟礼道子』の著者・米本浩二さんが出演。

 前山さんは、石牟礼さんが渡辺京二さんらと創刊した『暗河』の編集者として活躍。石牟礼さんの家に泊まり込むなど石牟礼さんと親しく交わりました。球磨のダムに石牟礼さんを案内したこともあり、石牟礼さんが長編小説『天湖』を書くきっかけになりました。前山夫人の桂子さんは石牟礼さんの「食べごしらえ」の助手として奮闘するなど石牟礼さんと姉妹のように過ごしています。

 一方の米本浩二さんは『評伝 石牟礼道子』を書くため石牟礼さんに密着し、貴重な肉声に数多く触れました。石牟礼さんの居室で前山さん夫妻と米本さんがばったり会うこともしばしばありました。最晩年の石牟礼さんと時間を共にした前山さんと米本さんの二人が、やさしく、情熱的で、時にわがままだった石牟礼道子さんの素顔を語ります。

 石牟礼さん没後、石牟礼さん関連の書籍出版が相次いでいます。この日は刊行されたばかりの『文藝別冊 石牟礼道子』(河出書房新社)に触れます。米本さんが原稿用紙10枚の石牟礼さん追悼エッセイを寄稿しています。

写真「石牟礼道子 20歳」※石牟礼道生さん提供

「石牟礼道子さん 追悼の夕べ」
前山光則さん&米本浩二さんトークショー

日 時:2018年6月22日(金)19:00スタート(18:00開場)
会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
(ブックスキューブリック箱崎店2F・福岡市東区箱崎1-5-14
JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演:前山光則(作家・元高校教師)
    米本浩二(『評伝 石牟礼道子』著者)
参加費:1500円(1ドリンク付・要予約)
※終演後に懇親会あり(参加費1500円・カレーと2ドリンク付・要予約)
※18~19時 開演前にカフェの食事メニューをご利用いただけます。

予約先:①メールでお申し込み
hakozaki@bookskubrick.jpまで、件名を「6/22トーク予約」とし、
[1.お名前、2.参加人数、3.ご連絡先電話番号、4.懇親会参加有無]
をご記入の上お申込みください。
当店からの予約確認メールをもってお申し込み完了といたします。
※返信がない場合はお電話にてお問合せください。(092-645-0630)

②peatixというサービスからも簡単に予約が可能です。
こちらの「チケットを申込む」ボタンからお申込ください。
参加費は当日受付でお支払いくださいますようお願いいたします。

前山光則(まえやま・みつのり)

1947年、熊本県人吉市生まれ。法政大第二文学部日本文学科卒。元高校教師。熊本県八代市在住。著書『この指に止まれ』『球磨川物語』『山里の酒』(以上、葦書房)、『山頭火を読む』(海鳥社)、『若山牧水への旅――ふるさとの鐘』(弦書房)。編著に『淵上毛銭詩集』『古川嘉一詩集』(以上、石風社)。熊本県八代市在住。

米本浩二(よねもと・こうじ)

1961年、徳島県三好郡東みよし町生まれ。早稲田大教育学部英語英文学科卒。毎日新聞福岡本部学芸部記者。石牟礼道子資料保存会研究員。著書に『みぞれふる空――脊髄小脳変性症と家族の2000日』(文藝春秋)。『評伝 石牟礼道子――渚に立つひと』(新潮社)で第69回読売文学賞評論・伝記賞を受賞。福岡市在住。

『文藝別冊 石牟礼道子』

編・河出書房新社編集部 河出書房新社 1404円(予価)
2018年5月28日発売予定