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【中止】7/14(木)酒井隆史ブックトーク 「デヴィッド・グレーバー 負債論、ブルシット・ジョブ、そして、万物の黎明(The Dawn of Everything)へ」を開催します

※講師の酒井隆史先生が COVID-19 に感染されたため、やむを得ずイベントを中止する運びとなりました。
 すでにお申込みの方には別途メールにてご案内しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。
 楽しみにされていた皆様におかれましては、誠に残念ですが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 また、日を改めて開催される可能性もございますので、その際にはお知らせ致します。

 2020年に59歳で急逝したアメリカの人類学者デヴィッド・グレーバーは、より公正な世界を訴えた2011年の「ウォール街を占拠せよ」運動に関与し、国際的に知られた活動家でもありました。

 民主主義とは、意見を異にする者同士が粘り強く交渉し合意形成をするプロセスにほかならず、グレーバーによる世界的ベストセラー『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』も、占拠運動の参加者とウォール街に勤める人々との対話を背景に生まれた著作です。

 その翻訳者であり、『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるのか』の著者、酒井隆史さんをお迎えしたトークイベントを開催いたします。貴重な機会となりますので、ふるってご参加ください。

 

●デヴィッド・グレーバー(David Graeber)

1961-2020年。ニューヨーク生まれ。文化人類学者・アクティヴィスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授。著書に『アナーキスト人類学のための断章』『資本主義後の世界のために――新しいアナーキズムの視座』『負債論――貨幣と暴力の5000 年』『官僚制のユートピア――テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』『民主主義の非西洋起源について――「あいだ」の空間の民主主義』(すべて以文社)、『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』(岩波書店)、『デモクラシー・プロジェクト――オキュパイ運動・直接民主主義・集合的想像力』(航思社)など。

酒井隆史ブックトーク 「デヴィッド・グレーバー 負債論、ブルシット・ジョブ、そして、万物の黎明(The Dawn of Everything)へ」

日 時:2022年7月14日(木)19時開始(18時30分開場) 

会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック 

   (福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F・JR箱崎駅西口から

    博多駅方面に徒歩1分) 

講 師:酒井隆史(大阪府立大学教授)

※飯嶋秀治さん(九州大学准教授)にもご登壇いただくことになりました。

司 会:田村元彦(西南学院大学准教授)

参加費(要予約):1,500円(1ドリンク付)or 2,000円(1ドリンク・書籍付*)
*通常より500円ほどお買得です!
 
※参加費は当日受付にてお支払いをお願いします。
(事前に店舗で書籍を受け取る場合は、その際にお支払いをお願いします。)
※ご予約後の無断キャンセルはご遠慮願います。
※終演後「サイン会」を開催いたします(当店でお買い上げの本以外の持ち込みはご遠慮ください)。

※オンライン配信はありません。ご了承ください。

主 催:西南学院大学ことばの力養成講座 

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デヴィッド・グレーバー

参考)https://mainichi.jp/articles/20201026/dde/014/040/004000c

   https://www.iwanami.co.jp/smp/news/n37353.html

酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるのか』

参考)https://president.jp/articles/-/54006

   https://president.jp/articles/-/54007

   https://president.jp/articles/-/54010

▼参加ご予約はこちら(講師へ質問がある方はGoogleフォームからお願いします。)

Googleフォーム:1,500円(1ドリンク付)or 2,000円(1ドリンク・書籍付*)
 
Peatix:1,500円(1ドリンク付)のみ
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<新型コロナウイルスの感染拡大防止対策について>
*必ずマスク着用でお越しください。
*入口にアルコールスプレーをご用意いたしますので手指の消毒をお願いします。
*席の間隔を確保するため、定員を減らしております。
*新型コロナウィルスの感染状況によりオンラインのみの開催となる可能性もありますのでご了承ください。

以上、ご協力をお願いいたします。

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講師プロフィール

酒井 隆史 (さかい・たかし) 

1965年生まれ。大阪府立大学教授。専門は社会思想、都市史。著書に、『通天閣 新・日本資本主義発達史』(青土社)、『暴力の哲学』『完全版 自由論 現在性の系譜学』(ともに河出文庫)など。訳書に、デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』(共訳、岩波書店)、『官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』(以文社)、『負債論 貨幣と暴力の5000年』(共訳、以文社)、ピエール・クラストル『国家をもたぬよう社会は努めてきた クラストルは語る』(洛北出版)など。

書籍情報

『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるのか』

酒井 隆史(著/文),講談社新書,256ページ

ISBN 978-4-06-526659-5

定価 920円+税

誰も見ない書類をひたすら作成するだけの仕事、無意味な仕事を増やすだけの上司、偉い人の虚栄心を満たすためだけの秘書、嘘を嘘で塗り固めた広告、価値がないとわかっている商品を広める広報……私たちはなぜ「クソどうでもいい仕事(ブルシット・ジョブ)」に苦しみ続けるのか? なぜブルシット・ジョブは増え続けるのか? なぜブルシット・ジョブは高給で、社会的価値の高い仕事ほど報酬が低いのか? 世界的ベストセラー、デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』の訳者による本格講義!

【目次】
第0講 「クソどうでもいい仕事」の発見
第1講 ブルシット・ジョブの宇宙
第2講 ブルシット・ジョブってなんだろう?
第3講 ブルシット・ジョブはなぜ苦しいのか?
第4講 資本主義と「仕事のための仕事」
第5講 ネオリベラリズムと官僚制
第6講 ブルシット・ジョブが増殖する構造
第7講 「エッセンシャル・ワークの逆説」について
第8講 ブルシット・ジョブとベーシックインカム
おわりに わたしたちには「想像力」がある