8/20『文にあたる』発売記念 牟田都子トークイベントを開催します。
テレビ「セブンルール」でも話題をよんだ人気校正者 牟田都子さん初の単著エッセイ『文にあたる』の発売を記念したトークイベントを8月20日に箱崎店で開催いたします。
1冊の本が出来上がるまでに大きな役割を担う校正者。〈本を読む仕事〉という天職に出合って10年と少し。無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も原稿をくり返し読み込み、書店と図書館を巡り資料にあたる。
話題の書籍の校正を数多く手がけ、ブックスキューブリック店主の『ローカルブックストアである』も担当していただいた牟田さんに、校正の仕事の奥深さや、待望の単著誕生までのいきさつなどをお伺いする予定です。ふるってご参加ください。
【校正とは?】本や雑誌が出版される前に、ゲラ(校正刷り)と呼ばれる試し刷りを読み、内容の誤りを正したり、不足な点を補ったりすること。
【著者紹介】牟田都子(むた・さとこ)
1977年、東京都生まれ。図書館員を経て出版社の校閲部に勤務。2018年より個人で書籍・雑誌の校正を行う。
これまで関わった本に『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』(鹿子裕文、ナナロク社/ちくま文庫)、『何度でもオールライトと歌え』(後藤正文、ミシマ社)、『ブスの自信の持ち方』(山崎ナオコーラ、誠文堂新光社)、『家族』(村井理子、亜紀書房)、『はじめての利他学』(若松英輔、NHK出版)ほか多数。
共著に『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)、『本を贈る』(三輪舎)がある。
『文にあたる』発売記念 牟田都子トークイベント
日 時:2022年8月20日(土)19時スタート(18時30分開場)
(福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F・JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演:牟田都子
(事前に店舗で書籍を受け取る場合は、その際にお支払いをお願いします。)
※ご予約後の無断キャンセルはご遠慮願います。
※終演後「サイン会」を開催いたします(当店でお買い上げの本以外の持ち込みはご遠慮ください)。
▼会場参加ご予約はこちら
Googleフォーム(1ドリンクのみ or 書籍付)
▼オンライン参加ご予約はこちら (視聴のみ・税込1,000円/サイン入書籍付・税込3,000円*送料込)
・視聴のみ → https://store.shopping.yahoo.co.jp/kubrick/20220820.html
・書籍付 → https://store.shopping.yahoo.co.jp/kubrick/202208202.html
◎お問い合わせ:ブックスキューブリック箱崎店
TEL:092-645-0630
Mail hakozaki@bookskubrick.jp
<新型コロナウイルスの感染拡大防止対策について>
*必ずマスク着用でお越しください。
*入口にアルコールスプレーをご用意いたしますので手指の消毒をお願いします。
*席の間隔を確保するため、定員を減らしております。
以上、ご協力をお願いいたします。
書籍情報
◉『文にあたる』→オンラインショップで予約する
牟田都子/著
発行:亜紀書房
978-4-7505-1754-4 C0095
四六判上製
256ページ
予価:本体1600円+税 2022年8月10日発売
◉本書に登場する(引用された)本たち
・「三谷幸喜のありふれた生活」『朝日新聞』二〇一八年一月二十五日付
・須賀敦子『須賀敦子全集 第1巻』河出書房新社
・ウンベルト・サバ、須賀敦子訳『ウンベルト・サバ詩集』みすず書房
・福岡伸一『生物と無生物のあいだ』講談社現代新書
・福岡伸一『ルリボシカミキリの青』文藝春秋
・鈴木智彦『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』小学館
・保坂和志『未明の闘争』講談社
・「『未明の闘争』著:保坂和志 読者の体で鳴らす」『講談社現代新書』二〇一三年十月一日
・高木崇雄『わかりやすい民藝』D&DEPERTMENT PROJECT
・田中美知太郎・藤沢令夫訳『プラトン全集11』岩波書店
・「片岡義男さん、誕生日はいつですか?」『水牛だより』二〇一四年五月三十一日
・高橋輝次『増補版 誤植読本』ちくま文庫
・レシピ校閲者の会編『おいしさを伝える レシピの書き方Handbook』辰巳出版
・髙山盛次『赤いランプの終列車 私流・日本語探検』新風舎
・毎日新聞校閲グループ『校閲記者の目 あらゆるミスを見逃さないプロの技術』毎日新聞出版
・青木奈緒『幸田家のことば 知る知らぬの種をまく』小学館
・長谷川鉱平『本と校正』中公新書
・保昌正夫監修、青木正美収集・解説『近代作家自筆原稿集』東京堂出版
・岡崎満義『人と出会う』岩波書店
・古沢典子『校正の散歩道』日本エディタースクール出版部
・上田惇生『P.F.ドラッカー完全ブックガイド』ダイヤモンド社
・光野桃『着ること、生きること』講談社
・倉阪鬼一郎『活字狂想曲』幻冬舎文庫
・株式会社ヴェリタ編『校正という仕事 文字の森をゆき 言葉の海をわたる』世界文化社
・五十嵐大『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』幻冬舎
・林哲夫他『本の虫の本』創元社
・川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』講談社文庫
・寺田寅彦『寺田寅彦 科学者とあたま』平凡社
・若松英輔他『本を贈る』三輪舎
・服部みれい『あたらしい東京日記』大和書房
・阿刀田高・平木靖成・平山泉「座談会 日本語のゆくえ 辞書をつくる」『婦人之友』二〇一八年四月号
・村上春樹『村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事』中央公論新社
・木村俊介『「調べる」論 しつこさで壁を破った20人』NHK出版新書
・幸田文『幸田文全集 第15巻』岩波書店
・「2年目の校閲記者が37年目のベテランに聞く」『毎日ことば』二〇一八年七月二十八日
・瀬戸内寂聴『一筋の道』集英社文庫
・岡茂雄『本屋風情』角川文庫
・奈良裕己『印刷ボーイズは二度死ぬ 業界あるある「トラブル祭り」2』Gakken
・本の雑誌編集部編『本の雑誌おじさん三人組が行く!』本の雑誌社
・藤田初巳『校正のくふう 第2版』印刷学会出版部
・永江朗「ご食事券、じゃなくて誤植事件」『本の雑誌』二〇一三年九月号
・橋口幸子『珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎』港の人
・谷川俊太郎、尾崎真理子『詩人なんて呼ばれて』新潮社
・荒川洋治『文学は実学である』みすず書房
・夢眠ねむ『本の本』新潮社
・和田竜『村上海賊の娘 上巻・下巻』新潮社
・池田恵美子編著『出版女性史』世界思想社
・下重暁子・黒田夏子『群れない 媚びない こうやって生きてきた』海竜社
・大西寿男『校正のこころ 増補改訂第二版 積極的受け身のすすめ』創元社
・サンキュータツオ『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』角川文庫
・見坊行徳・稲川智樹文、いのうえさきこ絵『辞典語辞典 辞書にまつわる言葉をイラストと豆知識でずっしりと読み解く』誠文堂新光社
・レイモンド・チャンドラー、村上春樹訳『プレイバック』早川書房
・福井県立図書館著編『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』(講談社)
・レイモンド・チャンドラー、清水俊二訳『プレイバック』ハヤカワ・ミステリ文庫
・戸田奈津子・上野たま子編『映画字幕は翻訳ではない』早川書房
・浅野高史・かながわレファレンス探検隊『図書館のプロが教える〈調べるコツ〉 誰でも使えるレファレンス・サービス事例集』柏書房
・小川洋子『とにかく散歩いたしましょう』文春文庫
・倉持浩『パンダもの知り大図鑑 飼育からわかるパンダの科学』誠文堂新光社
・村上春樹『海辺のカフカ (上)』新潮社
・村上春樹『少年カフカ』新潮社
・ジェイ・ルービン『村上春樹と私 日本の文学と文化に心を奪われた理由』東洋経済新報社
・森銑三『書物』岩波文庫
・高橋輝次『編集の森へ』北宋社
・飯間浩明『辞書を編む』光文社新書
・メアリ・ノリス、有好宏文訳『カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』柏書房
・ジョン・マクフィー、栗原泉訳『ピュリツァー賞作家が明かす ノンフィクションの技法』白水社
・夏目漱石他『〆切本』左右社
・斎藤隆介作、滝平二郎絵『モチモチの木』岩崎書店
・富田智子・大竹ゆき・三鷹市美術ギャラリー編『色あせない風景 滝平二郎の世界 図録』三鷹市美術ギャラリー・公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
・栃折久美子『装丁ノート 製本工房から』集英社文庫
・影山知明『続・ゆっくり、いそげ 植物が育つように、いのちの形をした経済・社会をつくる』クルミド出版
◉牟田さんが担当した本の数々 → https://booklog.jp/users/satokomuta