芥川賞作家 藤原智美さんのトークショーを開催します。
箱崎店2Fのカフェ&ギャラリー・キューブリックで、8月29日に福岡市出身の芥川賞受賞作家 藤原智美さんをお招きしてトークショーを開催することになりました。
住まいと家族関係を考察した『「家をつくる」ということ』や、キレやすい新老人の生態をえがいた『暴走老人』など常に社会性のある話題作を発表し続けている同氏ですが、最新刊『骨の記憶』(集英社)は、小説とノンフィクションが一冊になった新しいスタイルの作品となっています。
骨に関する仕事をする人たちに取材するうちに生まれた小説と、それと表裏一体のノンフィクションを一冊にまとめた極上エンターテインメントで、人骨などを収めたミニ写真集も収録されています。
今回は、この最新刊を中心に、一連の著作についても語っていただく予定ですが、カフェでのリラックスした雰囲気で開催される催しですので、ぜひ、お気軽にご参加ください。
藤原智美トークショー
「フィクションとノンフィクションのはざまから『骨の記憶』をめぐって」
日時:8月29日(月)午後7時30分スタート
会場:カフェ&ギャラリー・キューブリック(ブックスキューブリック箱崎店2F)
参加費:1500円(ワンドリンク付・要予約)
申込み・お問合せ:ブックスキューブリック箱崎店 TEL092-645-0630 Eメール hakozaki@bookskubrick.jp
藤原智美さんプロフィール
1955年福岡市生まれ。フリーランスのライターを経て、90年に『王を撃て』で小説家としてデビュー。『運転士』で第107回芥川賞受賞。主な小説作品に『モナの瞳』『私を忘れないで』。小説創作のかたわらドキュメンタリー作品も手がけ、住まいと家族関係を考察した『「家をつくる」ということ』はベストセラーに。その続編『家族を「する」家』はロングセラーになる。主なノンフィクション作品に『なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか』『暴走老人』『検索バカ』。『暴走老人』では若者よりキレやすい「新」老人の姿と、彼らの生態を通した現代社会の人間関係を考察し、タイトル、ネーミングとともに視点の鋭さが話題を呼んだ。最新刊として『文は一行目から書かなくていい』『骨の記憶』がある。
公式サイト http://www.fujiwara-t.net/