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ミニフェア:追悼佐野洋子さん

大好きな作家が亡くなりました。
この絵本を知らない人はいないのではないでしょうか。あの『100万回生きたねこ』を書いた作家です。その他にも素敵な絵本が多いのですが、近年ではエッセイストとしてご存知の方も多いでしょう。戦後を時には深く傷つきながらも、それでもたくましく駆け抜けていく著者の生い立ちに基づいたエッセイは、毎回読み応えがありました。エッセイの中の永く忘れられない言葉のセンスに何度も笑ったし、びっくりさせられたし、尊敬したし、女性として力をもらいました。人生って良いことばかりじゃないってことも、しっかり教えてもらいました。
 2008年発売の『役にたたない日々』のなかで余命2年であることを発表した時は、びっくりして私は泣いてしまったけれど、余命宣告されてすぐにびっくりするくらい高い車を買いに行った彼女がとっても素敵で憧れました。
 現在、箱崎店にある数少ない本でミニフェアを開催しています。また、近々いくつか文庫本が入荷する予定です。お手にとって、佐野さんの魂の言葉を感じてください。
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