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新・片づけ術 断捨離  やましたひでこ

マガジンハウス 1200円

新・片づけ術「断捨離」

 捨てるとは"快"になること
とにかくムズムズしてきます。この本を読むと、片づけたくて、捨てたくて仕方なくなっちゃうんです。
 私はモノ持ちがよいほうで、もう何年も着てないコートやセーターを溜め込んでいました。衣替えの度に出しちゃあ、しまい、出しちゃあ、しまい。でも捨てられなかった。それはやっぱりもったいないから。それに母や祖母にもらった服もあり、捨てるのは悪いことをしているようで。でも、この本を読んですぐ、パッと踏ん切りが付いたんです。
 「断捨離」とは「モノの片付けを通して自分を知ること。それは心のガラクタを整理して、人生をご機嫌に変える方法」なんです。だから、たくさんの不要なモノを掃除して、収納するのではなく、モノ自体を捨てることを第一とします。捨てるのに必要な判断軸はいたってシンプル。「自分」が主役でそのモノを現在、ただいま気に入っているか、使っているか。
 かくして、たった2時間程度で10年以上持ち歩いてきた私の衣類たちは、「ありがとう、さようなら」と捨てるに至りました。今では、クローゼットに余裕があって、すっごく快適です。気持ちまでこんなに軽やかになろうとは・・・。捨てるって奥が深いです。ぜひ、一度お読みください。(くぎ)