「アイヌ文化に親しむ夕べ」を緊急開催します。(カフェ&ギャラリー)
来年1月13日にももち文化センターで行われる「アイヌミュージアムフェア in 福岡」の開催を記念したプレイベント「アイヌの文化に親しむ夕べ」を12月17日に箱崎店2Fのカフェで緊急開催いたします。
「アイヌミュージアムフェア in 福岡」は、アイヌの郷として知られる北海道白老町と同町にあるアイヌ民族博物館が主催するイベントで、12月10日からは九州国立博物館で「ロシアが見たアイヌ文化」と題した展覧会も開催されています(2013年2月16日まで)。
当日は、アイヌ文化のお話や伝統楽器ムックリやトンコリの演奏(ムックリは演奏体験あり)、ウポポ(座り歌)を参加者で歌う体験などの他、オハウ(鮭と野菜の塩スープ)の試食やエント茶(ナギナタコウジュ)の試飲もあります。
アイヌ文化にふれる貴重なチャンスですので、ご興味をお持ちの方は奮ってご参加下さい!
「アイヌミュージアムフェア in 福岡」プレイベント
「アイヌ文化に親しむ夕べ」
日時:2013年12月17日(火)19:00スタート(18:30開場)
会場:カフェ&ギャラリー・キューブリック(ブックスキューブリック箱崎店2F・
福岡市東区箱崎1-5-14 JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
参加費:500円(要予約)
予約・問合せ:ブックスキューブリック箱崎店
TEL:092-645-0630 / Mail:hakozaki@bookskubrick.jp
*当日、カフェの営業は18:00までですが、イベントにご参加の方は、引き続きご利用いただけます(メニューに限りがある場合があります)。
*今回のイベントや「アイヌミュージアムフェア in 福岡」の開催にご尽力いただいていたアイヌ民族博物館の理事山丸郁夫氏が12月3日に急逝されました。アイヌ民族出身で、白い髭をたくわえた風格ある風貌とはうらはらに、とても気さくで魅力的な方でした(アイヌミュージアムフェアのチラシに大きく写っていらっしゃる方です)。
突然の出来事で大変驚いており、告知もぎりぎりとなってしまいましたが、氏のご冥福を心からお祈りしつつこのイベントを開催させていただきたいと思っております。
・アイヌ民族博物館ホームページ → http://www.ainu-museum.or.jp/
・「アイヌミュージアムフェア in 福岡」チラシ → http://www.ainu-museum.or.jp/event/am2013/other2013/fukuoka_201310.pdf
・「アイヌ工芸品展 in 九博」 → http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre111.html
・スタンダードブックストア(大阪)でのイベントの模様 → http://www.standardbookstore.com/archives/66132778.html
・ムックリ → ムックリは、アイヌの代表的な楽器です。日本語では一般に「口琴」、英語では「ジューズハープ」と訳されます。同種の楽器はアイヌばかりでなく世界中にあり、金属でできたもの、糸をつけずに直接弁を指ではじくものなどさまざまです。アイヌにも金属製のムックリ(カニムックリ)がありますが、今回イベントで紹介するのは竹製のムックリです。
ムックリは、長さ10〜15cm、幅が1cmほどで、板状になった竹を素材に用います。その薄い板の中央に弁(リード)がついていて、弁の根元には棒のついた糸が結びつけられ(写真左側)、反対側の一端には楽器をしっかり握るための糸(写真右側)がついています。糸をひっぱると弁が振動して「ビョーンビョーン」という音が出ます。それを口に当てて口内に共鳴させ、口の形や呼吸に変化をつけることでさまざまな音色の変化を生み出します。同時に複数の音を出したり、音程を変えて簡単なメロディを奏でることもできます。単純な構造の楽器ですが、たいへん奥が深い楽器です。詳しくはアイヌ民族博物館HP内「ムックリ演奏体験教室」で紹介しております。http://www.ainu-museum.or.jp/nyumon/mukkuri/mukkuri.html
・トンコリ → トンコリは樺太(サハリン)から北海道北部にかけて使われた楽器で、3弦、5弦、6弦のものが残されていますが、演奏法が伝わっているのは5弦のトンコリのみです。ギターなどのおさえがないので、5つの音しかでませんが、弾き方・リズムによってさまざまな曲のある楽器です。独奏はもちろん、踊りの伴奏にも使われます。