新潮社 1890円
たとえば人が、お椀ひとつに一万円も出すのはなぜなんだろう?
気鋭の塗師として注目を集める赤木明登の人とものとの幸福な関係を探る思索に満ちた初エッセイ集。
美しいものと暮らしたい、美しいものを作りたい、という著者が、リュート奏者・つのだたかし、陶工・安藤雅信、フードジャーナリストでエッセイストの平松洋子といった人気クリエイター14人の暮しと美学を訪ねて旅をします。
それぞれの「美しいもの」への思いとともに写真も多数掲載されていますので、見て、読んで、審美眼を養ってはいかがでしょうか。