新潮社 1470円
結婚3回、引越し20回、 「泥棒と人殺しのほかは何でもした」という桜の着物が似合う恋多き女性宇野千代。
作家として、着物デザイナーとして、女として夢中で駆け抜けた98年の生涯における恋愛、放浪から、暮し、食卓、ファッション、宝物、装丁まで彼女の全てを辿る本書。
波乱に満ちた人生ながら、どんなときでも前向き、粋でおしゃれで、「いつでも幸せ」と言い切れる。そんな宇野千代流生き方から、幸せの素を探ってみてはいかがでしょうか。
「お洒落しないのは泥棒より悪い」という彼女の持ち物やデザインした着物、関わった書籍も多数掲載されていますが、どれを見てもモダンでステキです。