バジリコ 1575円
日本の食卓から旬が消えてしまったのは、いつからでしょうか。
京都嵐山吉兆の総料理長である徳岡邦夫さんが「春の食卓」に続き刊行したこの料理本は、旬の食材を改めて知ることのできる教科書でもあります。
なす、トマトなどの夏の野菜や、そうめんといった夏の定番のレシピがその食材の取り扱いと共に丁寧に解説してあります。巻末を開けば、ご飯の炊き方や布巾の扱いまで料理の基本も知ることができます。
旬材を料理し、食材から生きるためのエネルギーをもらう ー そのことが次の世代へ「命を繋ぐ」ことになると語る著者。日頃の「食」について見直しや、日本料理の素晴らしさを感じることのできる1冊です。