11月24日から、スペイン在住の画家　堀越千秋氏によりドン・キホーテ誕生４００年を記念して製作された豪華絵本『ドン・キホーテ・デ・千秋』の原画展を開催します。

　これは、画廊香月および雑誌「ソトコト」で知られるこの絵本の発行元 木楽舎のご協力のもとに、貴重な原画８点をお借りして書棚の上に設置した展示スペースで展示するものです。ぜひご来店いただき、迫力ある堀越ドン・キ・ホ－テをご体験下さい。

『ドン・キホーテ・デ・千秋』原画展

会期／２００５年１１月２４日（木）〜12月18日（日）
　　　　１０時３０分〜２１時（日曜日１１時〜２０時）
会場／ブックスキューブリック・棚上ギャラリー
主催／ブックスキューブリック
協力／画廊香月、木楽舎

●Picture book『ドン・キホーテ・デ・千秋』DON QUIJOTE DE CHIAKI
絵・文 堀越千秋
B4版変型　112頁　定価：3,000円（税込）
2005年11月1日発行・木楽舎

「スペインをこよなく愛する遍歴の画家・堀越千秋による、21世紀版『ドン・キホーテ』絵巻。愛おしくて懐かしく、そして新しい、憂いの騎士のミラクルワールドへようこそ。」

　憂いの騎士ドン・キホーテは、今年で400歳。世界の人びとを魅了し、語り継がれてきた『ドン・キホーテ』が、スペインをこよなく愛する画家・堀越千秋氏の秀逸な筆（絵と文）によって、さらにダイナミックに進化しました。400年目にして誕生した本書は、書き下ろし60余作と解説文が織りなす“堀越流”ドン・キホーテの楽しみ方。ページを繰るたび、登場人物たちの苦悩と憂い、憧れ、笑い、驚き、闘いの物語が万華鏡のように繰り広げられます。絵本として、物語として、画集として、ガイドとして、あるいはエッセイとして——と、一冊で何度もおいしい、とっておきの『ドン・キホーテ』です。

●著者について
堀越千秋（ほりこし・ちあき）
1948年 東京都文京区本郷に生まれる。東京芸術大学大学院油画科修了。’76年 スペイン政府給費留学生として渡西。以後、世界各国で個展を開催 。画集『マイトレーヤの散歩』『見て忘れる』(架空社)、著書に『スペインうやむや日記』(集英社)、『アンダルシアは眠らない』（集英社文庫）、『スペイン七千夜一夜』（福音館書店）、絵本に『ふえるふえる』(年少版こどものとも224号／福音館書店) などがある。