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尾崎世界観『母影』刊行記念 写真パネル展

昨年の芥川賞候補に選ばれた、尾崎さん2作目の小説『母影(おもかげ)』(新潮社)の刊行記念。

カフェキューブリックのギャラリーでは、“母影”の舞台となった街並みのパネルが並べられています。
何気ない日常の一コマ一コマ。

1階書店では、尾崎さんのサイン本も限定数販売しています。
ぜひこの機会に、キューブリックのギャラリーへ足をお運びくださいませ!

▼尾崎世界観『母影』刊行記念 写真パネル展
会期:2021年3月30日(火)~4月25日(日)
   11時~18時 *入場無料
会場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
住所:福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F

【書籍情報】
母影(おもかげ) 新潮社1300円+税 <第164回芥川賞候補作>
尾崎世界観(著)

行き場のない少女は、カーテン越しに世界に触れる。
デビュー作『祐介』以来、4年半ぶり初の純文学作品。

小学校でも友だちをつくれず、居場所のない少女は、
母親の勤めるマッサージ店の片隅で息を潜めている。
お客さんの「こわれたところを直している」お母さんは、
日に日に苦しそうになっていく。
カーテンの向こうの母親が見えない。
少女は願う。
「もうこれ以上お母さんの変がどこにも行かないように」。

【著者プロフィール】
尾崎 世界観(おざき・せかいかん)
1984年11月9日、東京都生まれ。2001年結成のロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギダー。2012年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。2016年、初小説『祐介』(文藝春秋)を書きおろしで刊行。他の著作に『苦汁100%』、『苦汁200%』(ともに文藝春秋)、『泣きたくなるほどに嬉しい日々に』(KADOKAWA)。千早茜との共著『犬も食わない』(新潮社)。対談集に『身のある話と、歯に詰まるワタシ』(朝日新聞出版)。