『体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉』伊藤亜紗

これまで『どもる体』や『記憶する体』など体にまつわる著作も多くある伊藤亜紗さんの新刊『体はゆく』が入荷しました。

今回はテクノロジーと体がテーマです。最先端の研究を行なっている理工研究者５名との対話を通じ、今までできなかったことが「できる」ようになるとはどういうことなのかを体の側から深掘りしていきます。

“体はたいてい、私たちが意識的に理解しているよりも、ずっと先に行っています”（プロローグより抜粋）

本書では意識の支配下から逃れた体がテクノロジーと直に出会い、冒険をする奔放な姿が描かれており、その奔放さは体の新たな可能性を感じさせてくれます。

表紙や本文イラストは西村ツチカさん。文系の伊藤さんが理系研究者と垣根を超えて共創する姿も清々しい１冊です。ぜひお手に取ってみてください。

文藝春秋　1,760円

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