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「絵が「ふるえるほど好き」になる」 MAYA MAXX
美術出版社 ¥ 1,000
若い世代に人気のある画家MAYA MAXXがロシアのプーシキン美術館を訪ね、自身の好きな名画をガイドした本ですが、まずは、そのストレートなタイトルにしびれました。そんな体験をしたことのある(してみたい)人は結構多いでしょうし、「ふるえるほど好き」と書いてあるその文字自体が手書きで震えているところもまたいい感じです。
マティスの「金魚」や、ピカソ、セザンヌ、ゴッホなどの名画の名画たる所以を、同じ描き手としての感覚的な視点から解説しています。いままでの美術解説書とは違う、「好き」というエモーショナルな部分をとことん掘り下げたような文章に共感を覚えます。
たった60ページほどの薄い本ですので、あまり美術に詳しくない人にも広く読んでほしい好著です。