新潮社 1,890円
僕は今日という日のために言葉を捜していた。―
以前ご紹介した『小説新潮4月号』に掲載された尾崎豊さんの残した肉筆ノート。その内容を活字に起こし、あますことなく収録した単行本が発売されました。
アマチュア時代からラストアルバム『放熱への証』までの創作の軌跡や謎に包まれていたNY滞在中の日記など、50冊以上の制作ノートがあまり整理されずに『尾崎豊の言葉』として、ほとんどそのまま収録されています。
約10年間の尾崎豊の表現の裏側を没後20年を迎える年に知ることができる。ファンにとっては本当にたまらない、そしてとても貴重な一冊です。(い)