長崎出版 2575円
児童文学作品『モモ』で知られる作家ミヒャエル・エンデ。本国ドイツでは、1982年に限定出版され、幻となっていた詩集の初邦訳版です。
空想的であったり、ユーモラスであったりしながらも鋭く人間の本質に迫っている19編の「絶頂期の傑作」にビネッテ・シュレーダーのモノクロの挿絵が花を添え、不可思議でシュールな世界が広がっています。
幻想的な本編、布張りの装丁、箱、紙質、どれをとっても美しく、是非1度手に取ってほしい1冊です。
そして、「気に入ってくれたら拍手をどうぞ」(『閉幕』より)