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「バール コーヒー イタリア人」 島村菜津
光文社 756円
1日に3000万杯ものエスプレッソが消費されるイタリア。そんなイタリアに、グローバリゼーションの代名詞「スターバックス」が一軒もないのはご存知ですか?
スタバもなければ、コンビニももちろんない。「どうして、夜中に買物しなきゃいけないんだ?=夜は寝るもんだ」。すごく当たり前の論理なのに、目からウロコが落ちるのはなぜなのでしょう?
著者は、『スローフードな人生を!』(新潮文庫)で、日本におけるスローフード運動に大きく貢献した島村菜津氏。イタリア人にとっての「コーヒー(エスプレッソ)」文化を、緻密に深く掘り下げてくることで見えてくる、イタリアの文化的底力とは?
そこにこそ世界のスタバが出店を尻込み(?)する、アンチグローバル化の航海術が秘められているのかもしれません。