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「フルクサスとは何か」日常とアートを結びつけた人々 塩見允枝子

 フィルムアート社 ¥2415

 特に美術史を勉強したわけではない私でも、オノ・ヨーコ、ヨーゼフ・ボイス、ナム・ジュン・パイク、など錚錚たるアーティストがメンバーであったということとぐらいは知っていたフルクサスに関する本が出ました。著者は、60年代のNYでG.マチューナスによって創設されたこの前衛美術運動の初期からのメンバーだった人物。
 フルクサスという言葉の響きが印象的だったので以前から気になっていたのですが、本書はそんな疑問に応えてくれる格好の入門書であり、伝説的ムーブメントの貴重な証言と言えます。

フルクサスとは何か?―日常とアートを結びつけた人々