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「フリーダ・カーロのざわめき」 森村泰昌・藤森照信・芸術新潮編集部

新潮社 1575円

フリーダ・カーロのざわめき (とんぼの本)

 眉毛がつながった自画像が印象的なメキシコの女性画家フリーダ・カーロ。歌手のマドンナも大ファンでコレクターとして知られています。
 少女時代の病気と、事故により負った肉体的な苦痛に生涯苦しみながらも「生命万歳」ということばを遺し、この世を去った女性。壁画家の夫ディエゴ・リベラとの激しい愛。建築家イサム・ノグチをはじめ、著名人たちとの数々の情事。政治的活動。
 壮絶な人生と傷ついた自身を描いた生々しい作品がクローズアップされがちですが、穏やかにディエゴを抱いた絵や、猿や犬などの小動物、果実などの静物画も数多く残しています。
 47年という短い生涯に描いた作品に、写真や遺品を織り交ぜながら彼女の人生を辿る本書。生誕100年を祈念して、新たなフリーダ・カーロの魅力を探ってみてはいかがでしょうか。

フリーダ・カーロのざわめき (とんぼの本)