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『いちにち8ミリの。』 中島さなえ
双葉社 1,365円
父・中島らもを超えられるか
小説家、戯曲家、俳優、ミュージシャンなど多彩な才能で世を魅了していた故・中島らも。彼の娘である中島さなえが本作で待望の小説家デビューを果たしました。
まずは目を惹く絶妙なタイトル、『いちにち8ミリの。』。父から受け継いだと思われる言葉のセンスが光ります。
現代を舞台にしているはずなのに、摩訶不思議なエッセンスを紛れ込ませて作り上げられた世界にも、ついつい引きずり込まれてしまいます。
表題作の他に『ゴリづらの木』、『手裏剣ゴーラウンド』の2作が収録されています。どれも見えるか見えないか分からないくらいの毒針を含んだ物語です。どうぞ心して、3つのさなえワールドをお楽しみください。(うめ)