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「名前のない道」 赤木明登
新潮社 1995円
これからもひたすら、どこまでも塗りつづけること
奥能登に暮らす気鋭の漆職人、赤木明登さんの日々と思索が綴られたエッセイ。季刊誌『住む。』の好評連載、待望の書籍化です。
日々真摯に塗師としての仕事をつづける赤木さんの漆のうつわは、そのほぼ全てが古作を写して作られているそうです。新たな技術や技法、「工芸家」や「美術家」という肩書きを追い求めることなく生み出される、連綿とつづく過去の人々暮らしと営みによって形づくられたうつわ。その「うつわ」をつくることを通して赤木さんが得た、静かで深い、確かな思想がこの本で語られています。
読み終えたあとには日々の暮らしに漆器をとりいれてみたくなること請け合いです。(と)