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「市民の日本語―NPOの可能性とコミュニケーション」 加藤 哲夫
児島研二さん(市民オンブズマン福岡)の本棚 Vol.7
「市民の日本語―NPOの可能性とコミュニケーション」 加藤 哲夫
ひつじ書房 ¥ 730
「声が大きくて、理路整然と話ができる人だけではなく、声が小さくても、まとまっ ていなくても重要なことばを発する人もいる。多数決だけでは、貴重な言葉を練り合 わせていくことは難しい。過去の美しいことばを美しく朗読しても、それは市民のことばになりにくい。新しい社会を作り出していくためには、新しいコミュニケーショ ン方法が生み出されなければならない。
市民の新しいコミュニケーションを考えるために、市民のことばを提案する1冊」。筆者は、仙台在住のNPO活動の仕掛け人の一人。本書の中で著者が取り組んだ 仙台市役所のごみ問題の市民参加の取り組みは、福岡市も見習うべきである。