読み物
大井実のBOOKな話
大井実のBOOKな話 2014年3月号大井実のBOOKな話 2014年2月号大井実のBOOKな話 2014年1月号大井実のBOOKな話 2013年12月号大井実のBOOKな話 2013年11月号大井実のBOOKな話 2013年10月号大井実のBOOKな話 2013年9月号大井実のBOOKな話 2013年8月号大井実のBOOKな話 2013...
映画「悪人」のロケ地となりました。
吉田修一原作、福岡・佐賀・長崎を舞台にした映画『悪人』は、福岡市内でも様々な場所で撮影が行われました。博多っ子にはお馴染みの東公園や、中洲の鉄なべ餃子などとともに、なんとブックスキューブリックけやき通り店前もロケ地となっているのです。 映画では、亡くなった佳乃(満島ひかり)を置き去りにした増尾圭吾(岡田将生)が、キューブリックの上のマン...
「もしも私があなただったら」(光文社文庫)
2010年の直木賞発表の際には、父親・白石一郎さんとの初の親子二代にわたる受賞が大きな話題となった白石一文さん。この作品は、白石さんが出身地の福岡を舞台に発表した一連の作品のひとつですが、巻末の解説を店主・大井実が書かせていただきました。
東京での生活をリセットし福岡で再出発する男女の繊細な心理を描いた恋愛小説ですが...
ココロにウツクシク
酒井駒子の世界(2009年12月号) 本質は〝シンプル〟の中に(2009年11月号) 哀愁が漂う作品(2009年10月号) 〝クールでヒップ〟と形容したい作品(2009年9月号) 旅への気持ちを高める作品(2009年8月号) ロックの魂(2009年7月号) 心が躍る作品(2009年6月号) 自然から教わる...
「Trio」 細川正彦トリオ
CMS-1003 2600円
福岡を拠点に活躍するジャズピアニスト細川正彦氏が結成したトリオ(ベース小牧良平、ドラム・パーカッション中村 健)の第一作。 自ら立ち上げた自主制作レーベルCMSからの発売ながら、「ジャズ批評」誌のジャズオーディオディスク大賞・特別賞を受賞するなど各方面で高い評価を得ています。 ...
「ノス・ヂアス・ヂ・オージェ」 イヴァン・リンス
東芝EMI ¥2548
以前紹介した「今宵楽しく」は、その記事を信じて購入してくれたK大学のI先生から「最高だった」と大変感謝されました。そう言われるとこちらも嬉しくなるので、同じイヴァン・リンスをもう1枚紹介します。 この「ノス・ヂアス・ヂ・オージェ」は、その「今宵楽しく」の次の年の78年に発売されたもので...
池田雪さん(書肆侃侃房)の本棚 Vol.5
「長めのいい部屋」 フジモトマサル
中央公論新社(中公文庫) ¥700
フジモトマサルさんのイラストって、装丁にあるだけでジャケ買いしそうになったりと、たまらなく好き。この「長めのいい部屋」は、いろんな動物たちが住む街の、いろんな暮らしが出てくる絵本です。 ペンギン好きのシロクマがペンギンと出会ってドキドキ...
児島研二さん(市民オンブズマン福岡)の本棚 Vol.14
「あきらめ」を「希望」に変えた男」 及川和夫
日本経済新聞社 ¥700
昭和30年代に全国でも最悪といわれた岩手県沢内村の乳児死亡率をゼロにした深沢村長の生涯を追いながら、豪雪と貧困の村が「ブルトーザー村長」と呼ばれた深沢村長のもとで大きく変貌し全国から視察に訪れるほど老人、乳幼児の健康、福祉の先進地となっていっ...
池田雪さん(書肆侃侃房)の本棚 Vol.4
「京都カフェ案内」 木村衣有子
平凡社 ¥1,470
京都旅行のおともにと、最初に手に入れた本は、京都のカフェと出会うための大切な一冊になりました。京都へ旅立つ前に、この本を読んで、京都への思いを募らせ、実際に本で紹介されているカフェに足を運び、帰ってきてまた、思い出しながら眺めています。 ここで紹介され...
「ブルー・トレイン」 ジョン・コルトレーン
東芝EMI ¥2300
現在発売中の月刊プレイボーイ(06年3月号)では40ページ近いコルトレーンの大特集が組まれていますが(今時こんな男性誌は貴重です)、その表紙を飾っているのがこのアルバムです。 タイトルどおりブルーのフィルターがかけられたとても印象的なジャケットですが、思索に耽っているかのように口元にあ...
池田雪さん(書肆侃侃房)の本棚 Vol.3
「プチ哲学」 佐藤雅彦
中央公論新社 ¥680
まさに目から鱗本。佐藤雅彦ってなんて頭の柔らかい人なんだろうって感心しちゃいます。 イラストがたっぷり入ってかわいーと思って買ったんだけど、それぞれのテーマは読めば読むほど深い!哲学って難しいけど、こんなふうに考えるとおもしろいなーと。 2000年に出た本だけど...
児島研二さん(市民オンブズマン福岡)の本棚 Vol.13
「野十郎の炎」 多田茂治
葦書房 ¥ 1,890
06年1月25日まで福岡県立美術館で開催された高島野十郎の生涯を描いた伝記である。朝日新聞にもその生涯の概略が紹介されていた。野十郎は、久留米に生まれ、東大を主席で卒業しながら学歴を捨て、一生独身を通し画壇とも関わりをもたず、晩年は千葉県柏市で農業をしながら、畑の...
池田雪さん(書肆侃侃房)の本棚 Vol.2
「ていねいな暮らし」 柳沢小実
新泉社 ¥ 1,575
装丁のかわいらしさにひかれて手にとったら、本なのに、雑誌のように自由で、いろんなシーンがあり、とても楽くて、かわいい本でした。忙しい毎日だけど、ふと立ち止まって、暮らしのことをもうちょっと考えてみようかなと。ていねいな暮らしっていう言葉の響きもとてもしっくり...
児島研二さん(市民オンブズマン福岡)の本棚 Vol.12
「平らな国デンマーク」 高田ケラー有子 著
NHK出版・生活人新書 ¥714
人口500万人(福岡県と同じぐらいの規模)の北欧の国、デンマークで子育てをした著者の経験とデンマークの教育福祉の実際についてのレポート。私の幼なじみの女性がデンマーク人と結婚して、老後は日本ではなく絶対にデンマークで暮らすと強調していた...
池田雪さん(書肆侃侃房)の本棚 Vol.1
地元福岡の版元(業界用語で出版社のこと)書肆侃侃房で本の制作と販売をしている池田さん。自社のHPでは「つれづれcafe日記」のタイトルでお気に入りのカフェや本のことを綴っていて、当店も何度も紹介していただいています。もう2年近く続けているので紹介したお店も数多く、アクセスもかなりのようです。
「ニューヨークで見つけた気持ち...児島研二さん(市民オンブズマン福岡)の本棚 Vol.11
「ホームレス暴行死事件」 吉田俊一著
新風舎文庫
02年11月に埼玉県熊谷市で起こった1人のホームレスを3人の中学2年生が暴行を加え殺した事件について、その背景を取材した埼玉新聞記者による著書。 少年に よる「衝撃的」な事件が相次いで報道されている(少年の凶悪犯罪の割合が以前より増加しているわけでない)が、「最...
児島研二さん(市民オンブズマン福岡)の本棚 Vol.10
「「特攻」と日本人」 保阪 正康
講談社 ¥ 756
特攻に対する「英霊論」と「犬死に論」を超えて、残された特攻隊員手記や日記などを読み解き、歴史の事実の中から、「こういうシステムを二度と日本に生んではいけない。その思いをこめて本書をまとめることになった。国民一人一人が自立することが何より大切だと改めて自覚し...
児島研二さん(市民オンブズマン福岡)の本棚 Vol.9
「「生きる」という権利―麻原彰晃主任弁護人の手記」 安田 好弘
講談社 ¥ 1,890
麻原彰晃主任弁護人であり多くの殺人事件の弁護人となった著者は、「なんらかの形で犯罪に遭遇してしまい、結果として事件の加害者や被害者になるのは、たいていが「弱い人」たちなのである。・・・ そうした人たちの弁護を請けてきた。...
児島研二さん(市民オンブズマン福岡)の本棚 Vol.8
「いのちの食べかた」 森 達也
理論社 ¥ 1,050
中学生以上すべての人の「よりみちパン!セ」シリーズの1冊。映画監督の森達也氏が、食卓の肉を通じて、どのように肉が食卓に運ばれてくるのか。肉を通じて、社会の差別の歴史や世の中の見方について、中学生にもわかりやすく(もちろん大人にも)考えるきっかけを提示する...
児島研二さん(市民オンブズマン福岡)の本棚 Vol.7
「市民の日本語―NPOの可能性とコミュニケーション」 加藤 哲夫
ひつじ書房 ¥ 730
「声が大きくて、理路整然と話ができる人だけではなく、声が小さくても、まとまっ ていなくても重要なことばを発する人もいる。多数決だけでは、貴重な言葉を練り合 わせていくことは難しい。過去の美しいことばを美しく朗読しても...