池田修三展&藤本智士さんのトークを開催します。
"暮らしのなかのアート"を、自らの人生を通して実現させた木版画家、池田修三。
没後、福岡で初めての展覧会を開催します。
どこか懐かしさを感じる可愛い女の子や子どもたちのビジュアル。木版画家、池田修三(1922-2004)が手がけたこれらの作品は、銀行の通帳や広報誌の表紙などを通して、彼の地元、秋田で長く愛され親しまれてきました。
とくに彼の故郷、秋田県にかほ市象潟(きさかた)町においては、結婚、新築、出産などさまざまな祝い事において、修三作品を贈り合うという文化が育まれていました。
そんな〝暮しのなかのアート〟をリアルに体現してきた池田修三さんですが、これまでその作品や人となりについて大きく取りあげられることはありませんでした。
昨年、秋田県発全国配布のPR誌『のんびり』で特集が組まれたのをきっかけに彼とその作品に注目が集まり、2013年4月に秋田で開催された展覧会には県内外から10日間で2500名が来場するなど、大きな話題を呼んでいます。
そんな修三さん、今回、初めての作品集の出版を記念した展覧会を全国各地で開催中です。
大阪展、東京展を経て、いよいよ福岡にも!
24日には、作品集の編著者である藤本智士さんのトークイベントを開催します。修三さんの作品や秋田県の人々と出会った「奇跡」と、作品集刊行までの「軌跡」を、たっぷりお話しいただきます。
ぜひ、多色摺り木版画の魅力を生で感じにいらしてください。
池田修三展 「センチメンタルの青い旗」
会期:2014年1月21日(火)~2月16日(日)
11:30~19:00(2月10日(月)のみ休み)
会場:カフェ&ギャラリー・キューブリック(ブックスキューブリック箱崎店2F・
福岡市東区箱崎1-5-14 JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
関連トークイベント 「修三さんのキセキ」
日時:1月24日(金)19:00スタート(18:30開場)
入場料:1,800円・ワンドリンク付(要予約)
出演:藤本智士(『池田修三木版画集 センチメンタルの青い旗』著者、
秋田県PR誌「のんびり」編集長)
聞き手:大井実(ブックスキューブリック)
予約・問合せ:ブックスキューブリック箱崎店 TEL.092-645-0630 hakozaki@bookskubrick.jp
藤本 智士 Satoshi Fujimoto(編集者/有限会社りす代表)プロフィール
1974年、兵庫県西脇市生まれ。
2004年に出版した『すいとう帖』をきっかけに、「マイボトル」という言葉を生み出し、現在のマイボトルブームをつくる。2006年雑誌『Re:S(りす)』を創刊。11号で雑誌休刊するまで、編集長を務める。その後自らの会社名を『Re:S(りす)』と変更。Re:S=Re:Standard(あたらしい、ふつう)を単なる雑誌名とせず、様々な書籍や展覧会やものづくりをとおして、Re:Sを体現していく編集活動が話題を集める。最近では、デジタル時代にアルバムの大切さを伝えるべく開催した『ALBUM EXPO』(大阪/名古屋にて開催)、3人のデザイナーとの旅の記録を展示化した『日本のデザイン2011 Re:SCOVER NIPPON DESIGN』(六本木ミッドタウン)、の企画・プロデュース。国土交通省観光庁をとおして、全国の小、中、高の図書館に寄贈された、ジャニーズ事務所の人気グループ嵐による『ニッポンの嵐』の編集、原稿執筆を手がけるなどで話題に。近著に『ほんとうのニッポンに出会う旅』(リトルモア)。イラストレーターの福田利之氏との共著として『Baby Book』(コクヨS&T)がある。現在、秋田県より全国へ発行されいるフリーマガジン『のんびり』の編集長を務める。