福岡・けやき通り & 箱崎の小さな本屋

Independent Small Bookstore in Fukuoka since 2001

ホーム > ニュース > お知らせ・新着情報 > リヒテルズ直子さんの講演会を開催します。

リヒテルズ直子さんの講演会を開催します。

 ブックスキューブリックは、2月22日に、西南コミュニティーセンターで、オランダ在住の教育研究家・リヒテルズ直子さんの講演会を開催することになりました。
 オランダは、2007年に発表されたユニセフの「子どもの幸福度調査」で総合世界一になるなど、多様性に基づいた社会を反映した質の高い教育システムでも注目を集めています。一方、同じ調査では「孤独だと感じる子どもの比率」で、日本が29.8%とずば抜けて高かったのに比べ、オランダはわずか2.9%と対照的な結果が出ています。
 そんな閉塞感の漂う日本の教育システムに対して、近年、オランダから現地の教育・社会事情に関するレポートを発信し、数々の著作や講演などの活動を通じて積極的な提言を行っているのが教育研究家のリヒテルズ直子さんです。
 誰もがアメリカ型・競争社会の行き詰まりを感じている現在だからこそ、今後の日本が目指すべき方向を考える大きなヒントが、市民の共同参加による共生型の社会であり、成熟した民主主義の先進国と言える「幸福大国」オランダにあるようです。
 今回、福岡ご出身の同氏が久しぶりに帰国されるのを機に、縁があり講演会を開催する運びとなりました (山形・東京・千葉・横浜・大阪などでも開催予定)。 ぜひ、一人でも多くの方にリヒテルズ氏の提言に耳を傾けていただきたく、ご案内いたしげます。
■開催概要
講演名/リヒテルズ直子講演会「競争から共生へ・教育大改革から日本再生を!」 
      ~子どもの幸福度世界一の国オランダからの提言~
日時/平成22年2月22日(月)午後6時30分開演
会場/西南コミュニティーセンター(西南学院大学東キャンパス内・
     福岡市早良区西新3丁目13-1・地下鉄空港線西新駅徒歩5分)
参加費/一般1500円、学生500円(事前申し込み必要・託児サービスあり)
主催/ブックスキューブリック、NPO法人福岡ジェンダー研究所
     西南学院大学「ことばの力」養成講座
後援/福岡市教育委員会、ほんの木チャイルドライン@ふくおか、こどもCAPふくおか
申込先/ブックスキューブリック
      (電話092-711-1180、ファックス092-711-1186、メールinfo@bookskubrick.jpの
       いずれかで、お名前・人数・ご連絡先をお知らせの上お申し込み下さい)
問合せ/ブックスキューブリック(大井)TEL.092-711-1180
                   
■リヒテルズ直子さんプロフィール
リヒテルズ顔写真.jpg下関に生まれ、福岡市で育つ。九州大学大学院修了。
修士課程まで比較教育学を専攻、その後、同大学院社会学科博士課程に編入。1981-83年、国際文化教育交流財団から報償奨学金を受け、マレーシア国立マラヤ大学に研究留学、のち1985年博士課程単位取得満期退学。1983-96年、オランダ人の夫に伴い、ケニア、コスタリカ、ボリビアに在住。この間、長男長女を出産の傍ら、翻訳・通訳業(英語・スペイン語)に従事。ボリビア国立サンアンドレス大学で大学院生に社会学講義を行う。
 1996年よりオランダ在住。1999年より「リヒテルズ直子のオランダ通信」を開始、2002年よりインターネット上で公開(http://www.naokonet.com/)。オランダの教育・社会事情を発信し続け、日本でも公演・ワークショップの企画開催、執筆など旺盛な活動を展開。
オランダにおいても、日本の大学研究者、文部科学省委託現地調査などで、現地研究者として協力。朝日新聞、長崎新聞などで、連載記事執筆。「日本教育新聞」「教育と医学」「NHK社会福祉セミナー」「学誌」「クーヨン」「アプローチ」などの定期刊行物に記事執筆。
近著に、
・「残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国オランダ―――日本と何が違うか」(光文社2008)
・「オランダの個別教育はなぜ成功したか―――イエナプラン教育に学ぶ」(平凡社2006)
・「オランダの教育―――多様性が一人一人の子供を育てる」(平凡社2004)
・「私なら、こう変える!」20年後からの教育改革(ほんの木2010・上野千鶴子他共著)
・「いま「開国」の時ニッポンの教育」(ほんの木2009・尾木直樹共著)
・「うちの子の幸せ論 -小学生シリーズ第3号 うちの子の幸せ論 個性と可能性の見つけ方、伸ばし方-」(ほんの木2007・奥地圭子他共著)
・「学力を変える総合学習 -未来への学力と日本の教育6-」(明石書店2006・小山内美江子他共著) など。
いま、「開国」の時、ニッポンの教育
残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国オランダ
講演記録/「オランダ大使館主催・日蘭共同教育改革シンポジウム」
        (http://www.mfa.nl/tok-jp/item_65197/
        「教育の多様性を実現した国オランダに学ぶ」
        (http://www.forum3.com/event/holland/thread001/
*チラシのダウンロードはこちらからどうぞ→ リヒテルズ直子講演会チラシ.pdf