いよいよ映画「ちづる」がKBCシネマで公開されます。
昨年末から店頭やこちらのホームページなどでも告知していました映画「ちづる」が、いよいよ1月21日からKBCシネマで公開になります。
「ちづる」は、立教大学現代心理学部映像身体学科出身の赤﨑正和さんが卒業制作のために手がけたドキュメンタリー映画です。知的障害と自閉症をもつ自身の妹・千鶴さんとその母の姿を1年間にわたり撮り続けたこの作品は、監督自身がそれまで正面から向き合うことのできなかった妹とカメラを通じて対話するなかで家族との新しい関係を築きあげてくという物語で、すでに公開が始まった東京・横浜などで大きな反響を呼んでいます。
また、千鶴さんと正和さんの母親である赤﨑久美さんは、映画の劇場公開と同時に、千鶴さんが生まれてからの21年間の子育てや家族についての手記をまとめた『ちづるー娘と私の「幸せ」な人生』 (新評論・発行)を出版しました。
自閉症を医師に告げられたときの絶望。そこから立ち上がり次第に千鶴さんの緩やかな成長を喜べるようになる一方で、自宅に引きこもりがちになってゆく千鶴さんとの波乱万丈な日々。6年前に飲酒運転の事故の犠牲者となって夫が急逝するという不運に会いながらも、いつも穏やかに明るく苦労に立ち向かう久美さんの姿は感動的で、「家族の絆」や「人生の幸福」について深く考えさせられます。
久美さんと亡くなられた夫・正幸さんは地元福岡の出身ということもあり、多くの方々からこのふたつの『ちづる』に対して深い関心と熱い声援が送られています。ぜひ、ご高覧ください。
映画『ちづる』(2011年/日本/79分)
監 督 :赤﨑正和
製 作 :池谷 薫(「蟻の兵隊」「延安の娘」)
公 開 日 :2012年1月21日(土)~1月27日(金)
劇 場 :KBCシネマ1・2(福岡市中央区那の津1-3-21)
上映時間 :10:00~/14:30~ *22日のみ9:00~/10:30~/12:45~
公式サイト:http://chizuru-movie.com
*1月22日(日)に監督・赤﨑正和氏が来福。舞台挨拶およびトークイベントが行われます。(当日のみ2回上映、他の日は午前中一回のみの上映です。通常料金でご覧になれますが予約は出来ません。)
1回目上映(10時~)終了後、赤﨑監督挨拶と西南学院大学人間科学部社会福祉学科の野口幸弘教授による解説、2回目上映(12時30分~)終了後、赤﨑監督挨拶
関連リンク → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000046-mai-soci