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【終了】11/2(金)『ある男』発売記念 「平野啓一郎、文学と九州を語る!」を開催します。

こちらのイベントは満席となりました!(10/23)

 デビューから20年を迎えた作家平野啓一郎さんをお迎えしたトークイベントを11月2日に箱崎店で開催します。

 当時最年少の23歳で芥川賞を受賞(処女作『日蝕』)して華々しく登場して以来、コンスタントに作品を発表し続け、ベストセラーとなった一昨年の『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)は映画化も予定されるなど大きな話題を集めました。

 2年ぶりの作品『ある男』(文藝春秋)の発売を記念しての開催となる今回は、新刊や文学のこと以外にも、北九州で過ごした少年時代の読書体験や「九州」についても語り尽くしていただきます。

 

『ある男』発売記念 
「平野啓一郎、文学と九州を語る!」 

こちらのイベントは満席となりました!(10/23)

日 時:2018年11月2日(金)19:00スタート(18:00開場)
会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
(ブックスキューブリック箱崎店2F・福岡市東区箱崎1-5-14
JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演:平野啓一郎
聞き手:大井実(ブックスキューブリック)
主催:文藝春秋・ブックスキューブリック
後援:ブックオカ
定員:60名
参加費:1500円(1ドリンク付・要予約)
※終演後に懇親会あり(定員30名・参加費1500円・カレーと2ドリンク付・要予約)
※18時~19時 開演前にカフェの軽食メニューをご利用いただけます。

予約先:

メールでお申し込み
hakozaki@bookskubrick.jpまで、件名を「11/2トーク予約」とし、
[1.お名前、2.参加人数、3.ご連絡先電話番号、4.懇親会参加有無]
をご記入の上お申込みください。
当店からの予約確認メールをもってお申し込み完了といたします。
※返信がない場合はお電話にてお問合せください。(092-645-0630)

 

平野啓一郎プロフィール


(撮影:瀧本幹也 ヘア&メイク:南野景子)

1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在。2008年からは、三島由紀夫文学賞選考委員を務めている。
美術、音楽にも造詣が深く、幅広いジャンルで批評を執筆。2008年から2017年まで東川写真賞の審査員を務めた。また、2009年から2016年まで日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当した。2014年には、国立西洋美術館のゲスト・キュレーターとして「非日常からの呼び声?平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」展を開催。同年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。また、2016年には、マルタ・アルゲリッチ×広島交響楽団の「平和の夕べ」コンサートに、アニー・デュトワ氏と朗読者として参加した。
著書は小説、『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』等がある。2016年刊行の長編小説『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)は20万部を超えるベストセラーとなった。
*平野啓一郎公式サイト → https://k-hirano.com/category/media

『ある男』

文藝春秋 本体1,600円+税

愛したはずの夫は、まったくの別人であった。

 「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!

 弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。

 人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。
「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。

*文藝春秋のHPに作者のインタビュー映像があります。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163909028