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11/4『手づくりのアジール』『山學ノオト3』刊行記念  青木真兵 トークイベント 「それぞれのアジールを手づくりする」を開催します。

 奈良県東吉野村で自宅を人文系私設図書館ルチャ・リブロとして開きつつ、普段は障害者の就労支援をしている青木真兵さんは「二つの原理で生きていく」ことを提唱されています。現代社会は市場原理主義や高度なテクノロジーのために資本の原理だけが強い力を持っていて、その結果として環境破壊やメンタルヘルスの問題が噴出しています。資本の原理に対抗できる、「もう一つの原理」を取り戻すために必要なのが、社会のなかで資本の原理から距離を置ける「アジール(避難所)」を自分たちの手で確保することだと青木さんは言います。 

 では、そもそもアジールとは何でしょうか? 各地で書店を営む三名と対談しながら、「アジールとは何か?」、「アジールを手づくりすることとは?」などを、共に考えながら、実践するためのヒントを探っていきます。

【青木真兵(あおき・しんぺい) さんプロフィール】

1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークにしている。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務めている。著書に『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)などがある。

人文系私設図書館 ルチャ リブロ https://lucha-libro.net/ 
 

『手づくりのアジール』『山學ノオト3』刊行記念  青木真兵 トークイベント「それぞれのアジールを手づくりする」

 
日 時:2022年11月4日(金)19時スタート(18時30分開場)
会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
   (福岡市東区箱崎1-5-14ブックスキューブリック箱崎店2F・
    JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)

話し手:青木真兵 
聞き手:大井 実

参加費(要予約):

 ◎会場参加:税込2,000円(1ドリンク付)
 ◎ オンライン配信:税込1,500円

▼会場参加のご予約はこちら

・Googleフォームでお申込み

 
・Peatixでお申込み

▼オンライン配信のご予約はこちら

 https://store.shopping.yahoo.co.jp/kubrick/20221104.html

 

◎お問い合わせ:ブックスキューブリック箱崎店
TEL:092-645-0630
Mail  hakozaki@bookskubrick.jp

※参加費は当日受付にてお支払いをお願いします。
※ご予約後の無断キャンセルはご遠慮願います。
※終演後「サイン会」を開催いたします(当店でお買い上げの本以外の持ち込みはご遠慮ください)。

<新型コロナウイルスの感染拡大防止対策について>
*必ずマスク着用でお越しください。
*入口にアルコールスプレーをご用意いたしますので手指の消毒をお願いします。
*席の間隔を確保するため、定員を減らしております。
以上、ご協力をお願いいたします。

【書籍情報】
『手づくりのアジール』(晶文社)
 
市場原理主義や、社会に浸透する高度なテクノロジーによる管理化に飲み込まれず、地に足がついたまっとうな生き方をするためには、社会のなかでの「アジール(避難所)」を自分たちの手で確保することが必要ではないか。志を同じくする若手研究者たちとの対話を通じて、「土着の知性」の可能性を考える考察の記録。
 
 
 
 
『山學ノオト3』(H.A.B)
 
仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳。資本主義と権力、人権や経済、そして自身の体調のこと。自粛やオンライン会議が日常化していく中で考えた、二〇二一年の記録。