【終了】4/30(日)『見えない涙』刊行記念・若松英輔さんトークショー
若松英輔さんの新刊『見えない涙』(亜紀書房)の刊行を記念して、若松英輔さんをお招きしたトークショーを開催します。新刊は、なんと若松さん初の詩集です。みずみずしい抒情詩が26編収められています。
続々と新刊を出され、全国を巡る講演会も積極的に行われている若松さん。当店でも、先月トークイベントにお越しいただいたばかりですが、再び目の前でお話を聴ける機会をいただいて、とても幸運なことだと思います。ぜひ今回も、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
『見えない涙』刊行記念・若松英輔さんトークショー
日時:2017年4月30日 (日) 19:00スタート(18:30開場)
会場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
(ブックスキューブリック箱崎店2F・福岡市東区箱崎1-5-14
JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演:若松英輔
参加費:1800円(1ドリンク付・要予約)
*終演後にサイン会有り
①メールでお申し込み
hakozaki@bookskubrick.jpまで、
件名を「4/30若松英輔さんトークショー予約」として
[1.お名前、2.参加人数、3.ご連絡先電話番号]をご記入の上お申込みください。
当店からの予約確認メールをもってお申し込み完了といたします。
※返信がない場合はお電話(092-645-0630)にてお問合せください。
②peatixというサービスからも簡単に予約が可能です。
こちらの「チケットを申込む」ボタンからお申込ください。
参加費は当日受付でお支払いくださいますようお願いいたします。
『見えない涙』 若松英輔 著 亜紀書房 1800円+税
泣くことも忘れてしまった人たちへ。
26編の詩を収めた、若松英輔初の詩集。
装丁:名久井直子
今日は記念日
あなたとわたしが出会った日
いっしょにお祝いをしたいけれど
あなたがいるところへは
行けないから
いくつかの言葉を贈ります
ぜったいに独りにしない
そう約束したのに
突然
逝ってしまったあなたへ
かなしみという 藍色の切手を貼って
(「記念日」より)
「活字から声が聞こえる、若松さんの詩には体温がある。
谷川俊太郎
「この詩集を読む者は、まず詩情のきよらかさに搏たれる。それはただの純情ではなく、ぎりぎりまでものを考える知性で裏打ちされている。まるで奥深い天上の光が差しこんで来るかのようだ。」
石牟礼道子
若松英輔(わかまつ・えいすけ)
批評家・随筆家。一九六八年生まれ、慶應義塾大学文学部仏文科卒業。二〇〇七年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて三田文学新人賞、二〇一六年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』にて西脇順三郎学術賞を受賞。
著書に『イエス伝』(中央公論新社)、『魂にふれる 大震災と、生きている死者』(トランスビュー)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)、『悲しみの秘義』(ナナロク社)、『生きていくうえで、かけがえのないこと』『言葉の贈り物』(共に亜紀書房)、志村ふくみとの共著『緋の舟』(求龍堂)など多数。