福岡・けやき通り&箱崎の小さな本屋 ブックスキューブリックIndependent Small Bookstore in Fukuoka since 2001

本日より、キンシオタニ原画展「人生という限りある時間のなかから永遠を見つけようとする青年」始まりました。

 イラストレーター、詩人であるキン・シオタニさんの著書「人生という限りある時間のなかから永遠を見つけようとする青年」(新評論・1890円)の発売を記念した原画展が本日より始まりました。一度見たら忘れないような独特の作風を持つシオタニさんの原点を感じに、どうぞいらしてください。会場ではポストカードセットを販売しております
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キン・シオタニ原画展
「人生という限りある時間のなかから永遠を見つけようとする青年」

会期:2014年2月18日(火)~3月16日(日)
    11:30~19:00(3月10日定休日のためお休み)
会場:カフェ&ギャラリー・キューブリック(ブックスキューブリック箱崎店2F・
   福岡市東区箱崎1-5-14 JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
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キン・シオタニ プロフィール
 イラストレーター。東京生まれ。麺類好き。学生時代は貧乏旅行にあけくれる。
 1995年に雑貨屋などで発売された「長い題名シリーズ」のポストカードで注目され、以降、多くのメディアにイラストや文章を提供するほか、作詞や新作落語の台本も手がけた。近年はドローイングシアターという独特のイラストパフォーマンスやトークライブを国内外で行っているほか、自身が出演する散歩番組『キンシオ』(tvkほか)では、観光地ではない所にスポットをあてる目線が評判を呼んでいる。
 主な著書に「生まれたついでに生きる」(マガジンハウス)、「沖縄の海の水を北海道に捨てに行く青年」(集英社インターナショナル)などがある。
オフィシャルサイト→http://www.kinshio.com/
モノクロ1051.jpgのサムネール画像 「この本、今出したらどうや?」と、高田馬場の中華料理屋で新評論の編集者に言われたとき、僕は急に顔が赤くなった。僕はそれを飲めないビールのせいにしたが、そうではなく、当時の青かった自分自身を思い出したのだ。
 その本とは、僕が10年以上も前に出した『目を閉じればすべてが見える』と『だから?』という二冊の散文・詩画集で、当時28、9歳の僕はまだ人生に対してもがいていたときである。
  そのころ、僕は主に吉祥寺の井の頭公園や雑貨屋さんで絵はがきを売っていた。たまに売れない本を出し、表現者としての自分に明日も見えない生活を送り、人生に対してネガティブで厭世的でもあった。それでいて、アーティストとしてメディアに入っていかなければならないと思っていたから、自分のなかでの矛盾はさらに我が身を追い込むことになった。
 それから10年あまりが過ぎ、40代になった僕はありがたいことに表現活動を続けている。ここ数年は、イラストの仕事に加えて、人前でイラストパフォーマンスをしたり、テレビで喋ったりすることも多くなった。明日が見えるというわけではないが、今の自分の仕事にはある程度「やりたいことはできている」という満足感をもっている。
 簡単に言うと、この10年で世の中が好きになった。自分が受け入れられたから好きになったのか、好きになったから受け入れられたのかは分からない。でも、当時の哲学的で厭世的な自分の時代があったから、今の表現にある程度の深さ(自分なりに)があるのだとも思っている。人は、そういう時代を通るべきだ。だから、当時の気持ちを赤裸々に綴ったこの本を、今を生きる当時の僕のような人たちに是非読んでもらいたい。(キン・シオタニ)

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