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『水俣病闘争史』米本浩二
水俣病の複雑な歴史を、その核心部である闘争運動から分かりやすく描き出す通史の決定版。
元新聞記者である著者が、日本窒素肥料株式会社(のちのチッソ)の歴史にも触れながら、“水俣のジャンヌ・ダルク”石牟礼道子とその同伴者 渡辺京二の存在なくしてはありえなかった闘争のはじまりと発展、そして「魂」の救済を求めた患者たちが個々に切り開いていった闘いの行方まで、その本質に肉薄します。
来年(2023年)で終結から半世紀となる水俣病闘争ですが、先の見えない困難な今この時だからこそ、名も無き患者や関係者たちの運動の精神が問いかけるもの、そこから私たちが学べることが沢山あるのではないでしょうか。
河出書房新社 2,750円
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