「すいすい理解る現代アート。」　ＢＲＵＴＵＳ　2008/2/15号

マガジンハウス　550円

　Ｂｒｕｔｕｓ今号の特集は現代アート。現代アートと一言で言っても、作家の国籍や表現方法も様々で、分かりづらいというのが一般的なイメージかもしれません。
　今特集の巻頭から約70ページにわたっては「落書とアートはどこが違う？」「アートはどこで買える？」など約20のＱ＆Ａを通じて、現代アートに関する素朴な疑問に答えてくれています。知りたくても誰に聞いたら良いかわからなかったり、不思議に思っているアートの常識を簡潔に説明しています。
　後半は、1989年のロバート・メイプルソープの死去、1995年の東京現代美術館のオープン、2000年のスーパーフラット展など、この20年間のアート界の動向を1年毎に1ページに凝縮し、それぞれの年に何が起こったかを知ることが出来ます。
　現代アートの入門書として最適ですし、アートは難しいと思っている方もこの特集を読んだらきっと興味をもっていただけると思います。 (K)